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FAのSギプソンが6試合の出場停止処分を受諾、13シーズン目も現役続行の意向

2024年07月09日(火) 09:19


タショーン・ギプソン【Ryan Kang via AP】

フリーエージェント(FA)のセーフティ(S)タショーン・ギプソンがNFLの運動能力向上薬物の規定に違反したことによる6試合の出場停止処分を受け入れた。ギプソンは処分が明け次第、キャリア13年目のシーズンにプレーすることを計画している。

ギプソンは声明で「今オフシーズン中に一度だけサプリメントを飲んだ。それは完全に安全で、あらゆるNFLの規定に沿ったものだと思っていた」とつづり、こう続けた。

「それはパフォーマンス、トレーニング、または何らかの優位性を得ることとは一切関係なかった。長い間、このレベルで競技を続けてきて、このゲームとそこで仲間としてプレーする選手たちに対しては尊敬の念しか抱いていない。運動能力向上薬物に関するNFLの方針は明確で、身体に取り入れるものについては自分がすべて責任を負う。この出場停止処分を受け入れるのはとても残念なことだが、決してゲームを欺こうとしたわけではないということは分かっている。NFLでの13シーズン目を迎え、チームがチャンピオンシップに向けて戦うのに貢献することを楽しみにしている」

リーグは先週、ギプソンに2024年シーズン最初の6試合で出場停止処分を科すと発表。ギプソンにはチームと契約を結び、試合を含むすべてのプレシーズン活動に参加する資格がある。出場停止処分はロースターが53人に絞られると同時に適用される予定だ。

ギプソンは過去2シーズンをサンフランシスコ・49ersで過ごし、レギュラーシーズンにおける33試合と、第58回スーパーボウルを含む全6試合のプレーオフゲームに先発。2012年にドラフト外フリーエージェントとしてNFL入りしたワイオミング大学出身のギプソンは、クリーブランド・ブラウンズでキャリアを積み、2014年シーズンにはプロボウルに選出されている。その後はジャクソンビル・ジャガーズ、ヒューストン・テキサンズ、シカゴ・ベアーズ、49ersとチームを転々としてきた。

今オフシーズンのセーフティ市場は停滞気味で、トレーニングキャンプの時期が近づく中で、注目度の高いベテラン選手がフリーエージェントのままとなっている。33歳のギプソンはキャリアを継続したいと願っているが、出場停止処分が科されることから、所属先が見つかるかを確かめるためにはシーズンが始まるまで待たなければならないかもしれない。

【RA】