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ドラフト全体1位指名のベアーズQBウィリアムズが新人契約にサインへ

2024年07月17日(水) 09:03


シカゴ・ベアーズのケイレブ・ウィリアムズ【NFL】

ドラフト全体1位指名選手は、トレーニングキャンプまでに契約にサインする準備ができている。

現地16日(火)、クオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズがシカゴ・ベアーズと、完全保証された4年3,949万ドル(約62億5,397万円)の契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じた。ラポポートによると、ウィリアムズの新人契約には2,550万ドル(約40億3,840万円)のサインボーナスが含まれているとのこと。

ウィリアムズと同じドラフトで指名されたチームメイトのワイドレシーバー(WR)ローム・オドゥンゼも1,330万ドル(約21億0,627万円)のサインボーナスを含む、完全保証された4年2,270万ドル(約35億9,492万円)の契約に合意したと、NFLネットワークのトム・ペリセロが情報筋の話をもとに伝えている。

2022年に2年生としてハイズマントロフィーやマックスウェル賞、ウォルター・キャンプ賞を獲得するなど、南カリフォルニア大学(USC)で充実したキャリアを送ったウィリアムズは、今年4月に行われたドラフトで全体1位指名選手の最有力候補となっていた。

ウィリアムズはカレッジキャリアをオクラホマ大学でスタートさせたが、2021年の後半に、スーナーズからトロージャンズに移ることを決断したヘッドコーチ(HC)リンカーン・ライリーを追ってロサンゼルスに渡っている。南カリフォルニア大学に加入した初年度に4,537ヤード、タッチダウン42回に対してインターセプト5回という成績を残したウィリアムズは、カレッジフットボールの最高賞を獲得。翌シーズンの成績はそれほど目を見張るものにはならなかったが、それによってドラフトの順位が落ちることはなかった。ベアーズはかつてドラフト1巡目で指名したQBジャスティン・フィールズをトレードし、ウィリアムズを中心とした編成に未来を託している。

一方のオドゥンゼは、キャッチ75回で1,145ヤード、タッチダウン7回を記録した2022年シーズンに続き、2023年にはワシントン大学の台頭とともにスターダムにのし上がり、キャッチ92回で1,640ヤード、タッチダウン13回を記録してハスキーズの才能豊かなWR陣をけん引した。ドラフト全体9位までの指名権を2つ保持していたベアーズは、自分たちが選んだシグナルコーラーと、オドゥンゼという一流の才能を持つパスキャッチャーにタッグを組ませることを決め、チームの将来に新たな道を切り開いた。

充実したオフシーズンを過ごしてきた上に、ウィリアムズとオドゥンゼの契約をまとめたベアーズは、久しぶりに見込みのあるシーズンに乗り出す準備ができている。

【RA】