ベンガルズWRチェイスが2日連続で練習に参加せず
2024年07月26日(金) 12:25シンシナティ・ベンガルズのスターワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスが2日連続で練習に参加していない。
『Cincinnati Enquirer(シンシナティ・エンクワイヤラー)』のケルシー・コンウェイによると、現地25日(木)にチームがストレッチする中、チェイスはヘルメットを被らずにサイドラインにいたという。チェイスは水曜日の練習も欠席している。
木曜日、ヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは、チェイスは健康だと述べた一方で、チェイスはいつ練習するのかという質問に直接答えるのを避けた。
テイラーHCは「ジャマールと私が立てた計画だ」と語り、ディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンや、クオーターバック(QB)ジョー・バロウといった他の選手と同様の練習計画を立てていると言及。バロウは金曜日の練習では投球しないとテイラーHCはつけ加えている。
その後、テイラーHCはチェイスが遅くとも来週までには練習に参加することを期待しているかと尋ねられた。
その質問に対して、テイラーHCは「彼と私が立てた計画以外は何も期待していない」と返答。
“制限あり”という状態は、通常、2日連続でチームメイトを立って見ているのとは異なる。チェイスがこのまま週末の練習も欠席するのか、それとも、これは1週間後にパッドをつける前に、普通はキャンプで最も簡単とされる練習を欠席させるというチーム主導の計画なのか、いずれ分かるだろう。
24歳のチェイスが実際にホールドインするとしても、それはさほど驚くことではない。新人契約4年目を迎えるチェイスの基本給は105万5千ドル(約1億6,200万円)と、少額に設定されている。2025年の5年目オプションで基本給は2,181万6千ドル(約33億5,269万円)に跳ね上がるものの、WRジャスティン・ジェファーソン(ミネソタ・バイキングス)が今オフシーズンに契約した年平均3,500万ドル(約53億7,881万円)を大きく下回る。
ベンガルズがルイジアナ州立大学(LSU)出身のチェイスと大学時代のチームメイトであるバロウを組ませてからの3年間で、チェイスはビッグプレーの原動力となり、毎シーズン1,000ヤードの大台を超え、ルーキーシーズンには1,455ヤードとタッチダウン13回をマークした。バロウが2023年シーズンの大部分を欠場したにもかかわらず、チェイスはキャリア最高のレシーブ100回、1,216ヤード、タッチダウン7回を記録している。
フランチャイズタグが適用される可能性が出てくるまでの2年間はチームの管理下に置かれるにもかかわらず、チェイスはリーグ屈指のプレーメーカーとしての地位に見合うだけの報酬を得られる新契約を求めている。ワイドレシーバー市場が高騰する中、チェイスは次に大金を稼ぐ選手の1人になるはずだ。
ベンガルズのオーナーであるマイク・ブラウンは今週、チェイスがチームの「キープレイヤー」であり、契約を締結するためには「全力を尽くす」つもりだと認めた。しかし、契約はすぐには成立しないようだ。
チェイスがキャンプの練習に参加するのか、あるいは新しい契約にサインするまで、どれくらいの期間、サイドラインに立っているのか注目だ。
【KO】