新契約を望むペイトリオッツLBジュードンはキャンプに出席予定、「サインした契約に従ってプレーする」
2024年07月26日(金) 12:00ニューイングランド・ペイトリオッツのラインバッカー(LB)マシュー・ジュードンは現在の契約内容に不満を持ちながらも、トレーニングキャンプの練習に参加する意向を示している。
現地24日(水)、ジュードンは『Associated Press(AP通信)』に対して「契約書にサインしたからには、それに従ってプレーするしかない」と述べた。
「自分の価値に見合っているとは思っていないけど、それは俺が決めることじゃない。ここでプレーし続けて、リーグ最高クラスのディフェンスの原動力になれることを願っている。それが叶わないなら仕方ない」
「他の選手に嫉妬したりうらやましいと思ったりすることだってあるさ。でも、正直に言って、自分のことに集中するしかない。みんなが俺に長くいてほしいと思ってくれるのはうれしいけど、俺に決定権はない。俺だったら自分にたくさんお金を払って、円満に済ませるけどな」
トレーニングキャンプ中に32歳を迎えるジュードンの2024年の基本給はわずか650万ドル(約9億9,976万円)となっており、1,125万ドル(約17億3,036万円)という現契約の平均年収は、同じクラスのエッジラッシャーと比べて明らかに低い。一方、ジュードンは昨シーズンにケガで4試合しか出場できず、記録はサック4回にとどまっている。
新しい契約を求めている他の選手がホールドアウトやホールドインをするなか、ジュードンは新ヘッドコーチ(HC)ジェロッド・メイヨが指揮するトレーニングキャンプに参加するつもりだという。
ジュードンは新しい契約を望んでいることをオフシーズン中に耐えず訴えていた。ところが、ペイトリオッツの新しいフロントオフィスは主力選手への支払いに重点を置いていたものの、ベテランのエッジラッシャーであるジュードンはその対象から外されている。
ジュードンはこのままペイトリオッツにとどまり、契約問題が長引くことで生じるトレードのうわさは避けたいと話している。
「また違うチームには移りたくはないけど、9歳の娘に言っているように、自分でコントロールできることしかコントロールできない」とジュードンは言う。
「(同じペイトリオッツのLBである)アンファーニー・ジェニングスやジョシュ・ウチェのような選手が再契約するのは、ロッカールームの雰囲気が良いからだ。このチームには中毒になるような魅力があって、俺もそのカルチャーに関わっていたい」
もしジュードンが望むような報酬を得られず、再建中かつ成績不振のペイトリオッツでジュードンの活躍が目立てば、期限が近付くに連れてトレードのうわさはさらに大きくなるだろう。
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