QBタゴヴァイロアについてはトレードを含む「あらゆる選択肢を検討」するとドルフィンズGMサリバン
2026年02月25日(水) 13:39
マイアミ・ドルフィンズはクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアの今後についてさまざまなシナリオを検討し続けている。
現地24日(火)、新ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エリック・サリバンはNFLスカウティングコンバインの場でタゴヴァイロアの不透明な状況について言及した。
サリバンGMは「トゥアやその代理人とは話し合いを重ねてきた」と明かし、こう続けている。
「トレードの可能性も含め、あらゆる選択肢を検討している。どうなるかはまだ分からない。さまざまな要素が絡み合い、いろいろな会話を交わしている。トゥアはシーズン終盤こそ振るわなかったが、途中で良いプレーも見せていたと思う。私の役目は、これからの道のりでチーム全体の各ポジションに競争意識をもたらすことだ」
行間を読むと、ドルフィンズが今もなおタゴヴァイロアのトレードに興味を示すチームが現れることに期待していることが分かる。しかし、最終的にドルフィンズは苦渋の決断を下し、タゴヴァイロアを放出せざるを得なくなるかもしれない。その場合、約9,900万ドル(約154億3,519万円)のデッドマネーが生じる見込みだが、6月1日以降の放出として指定すれば、この金額は2年に分けて計上される可能性がある。
タゴヴァイロアのマイアミでの将来は、前体制によってベンチに下げられた時点で決まったように見えた。新幹部も、チームがかつてドラフト1巡目指名した選手から手を引くという見方を覆すような動きをほとんど見せていない。
「トゥアには輝かしい瞬間もあった」とサリバンGMは語った。
「もしトゥアが今日ここに立っていたら、やり直したい瞬間や判断があったと言うだろう。マイアミでのキャリアで彼は多くの素晴らしい成果を残してきた。マイアミ・ドルフィンズのファンは彼がチームにいたことを誇りに思うべきだ。これからどうなるかは分からない。トゥアは今でもこのリーグでトップクラスのクオーターバックになれると信じていると思う。それが彼の望みだが、それを実現させる場所がここなのか、他のチームなのかは分からない」
最大の疑問は、ドルフィンズがサリバンGMとジェフ・ハフリーHC(ヘッドコーチ)が率いる初年度に競争力のあるロースターを構築しつつ、タゴヴァイロアの離脱をどう乗り越えるかだ。
「もちろん、私たちがサラリーキャップの面で少し厳しい状況にあることは周知の事実だ」とサリバンGMは話している。
「ただ、サラリーキャップの範囲内でやりたいことは常にできると思う。つまり、いくつかの課題を先送りにする必要があるということだ。具体的には言わないが、私たちはサラリーキャップを健全な状態に戻さなければならない立場にあると思っている。リーグを見渡せば、毎週のように課題を先送りにしているチームもある。私たちにもそれができるのか? できるだろう。ではそうするのか? それについてはここで言うつもりはない」
グリーンベイ・パッカーズで経験を積んだ新幹部と関連づけられる選手の1人が、今年のフリーエージェント(FA)の中で最も魅力的なクオーターバックと目されているマリク・ウィリスだ。しかし、ウィリスには高額報酬が見込まれることから、サラリーキャップに苦しむドルフィンズには手の届かない存在となるかもしれない。
26歳のウィリスがパッカーズでの2年間で見せた飛躍的な進歩を称賛したサリバンGMは、次のように述べている。
「個人的にマリクの状況を心から喜んでいる。マリクは本当に良い子だ。彼のプレーやつかんだチャンスが彼という人間を物語っている。マイアミ・ドルフィンズに関しては、いいか、正直に言おうと思う。クオーターバックが必要な状況にあるチームがマリク・ウィリスの話をしていないと言ったら、それはウソだ。だが、私たちは多くの選手、多くのフリーエージェントについて話し合ってきたし、マリクはその中の1人に過ぎない」
タゴヴァイロアの退団が迫る中、ドルフィンズの先発として昨シーズンを終えたQBクイン・ユアーズが現在のロースターで最良の選択肢となっている。
サリバンGMは「自分たちのチーム編成がどうなるかはまったく分からない」と明かした。
「ドラフト指名権を複数獲得するのか、クインに加えてフリーエージェントを獲得するのか。誰にも分からないことだ。考慮すべき要素が多すぎる。今後の数週間で多くの決断を下さなければならない」
今後は、ドルフィンズが今年のフリーエージェントやドラフトで誰を獲得するかにかかわらず、将来に向けてチームの人材を蓄えておくことがカギとなる。これはサリバンGMがパッカーズ在籍時にとっていた手法だ。
「(パッカーズで)2008年にアーロン(ロジャース)が先発だった頃を振り返ると、当時の彼は若手クオーターバックだった」とサリバンGMはコメント。
「ブライアン・ブロームをドラフト2巡目で、マット・フリンを7巡目で指名したとき、彼はまだあのアーロン・ロジャースではなかった。つまり、ロン(ウルフ、元パッカーズGM)がやったことを見れば分かる。ブレット・ファーブの控えには(マット)ハッセルベックやアーロン・ブルックス、タイ・デトマー、さらにカート・ワーナーまでいた。クオーターバックは何人いても多すぎることはない。このポジションの重要性はいくら強調してもしきれない。だから、QBポジションには毎年できる限り多くの競争を取り入れるべきだと思っている。ただし、ドラフトでその価値をいつ評価するかは、チームの現状次第だ」
サリバンGMは2026年のQB陣を編成する前に、タゴヴァイロアの将来について最終的な決断を下す必要がある。
【RA】



































