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FAでバイキングスを去ったQBカズンズに「怒っていない」とWRジェファーソン

2024年07月11日(木) 14:09


ミネソタ・バイキングスのジャスティン・ジェファーソン【NFL】

ミネソタ・バイキングスのワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンは波乱のオフシーズンを経験した。ジェファーソンはフリーエージェント(FA)でチームメイトのクオーターバック(QB)を失った一方で、ワイドレシーバーの中でNFL史上最高額の報酬を受け取る選手となっている。

QBカーク・カズンズがバイキングスからアトランタ・ファルコンズに移籍したことで、バイキングスは新しい時代を迎えた。バイキングスはベテランQBサム・ダーノルドを獲得し、ドラフト1巡目でJ.J.マッカーシーを指名。誰がクオーターバックであろうと活躍するジェファーソンの能力は、カズンズが街を去る前にフロントオフィスがカズンズへのオファーにおいて確固たる立場をとる上で一役買ったようだ。

ジェファーソンは現地9日(火)に『The Rich Eisen Show(リッチ・アイゼン・ショー)』に出演した際、カズンズの移籍に驚いたかどうか尋ねられた。

ジェファーソンはその質問に対して「イエスとも言えるけれど、ノーだね」と答え、こう続けている。

「カークがビジネス上で必要なことは何でもやるだろうとは思っていた。特に、俺に支払う必要があったり、他にもたくさんの選手に支払う必要があったりして、彼がここで望んでいたとおりにはいかなかったのは分かっていたしね。彼は新しいスタートを切り、アトランタで新しい機会を得て、まっさらな状態でスタートを切りたかったんだと思う。そのことで彼にこれっぽっちも怒っていないよ。彼が俺にもたらしてくれたものや、俺たちが一緒に成し遂げたことに感謝しているけれど、結局はビジネスなんだから、自分と家族のためにやるべきことをやるしかない。俺はそれをはっきりと分かっているさ」

「次に進むんだ。俺からすれば、クオーターバックが誰であろうと関係ない。俺はいつもチャンスを最大限に生かそうとしている。いつだってクオーターバックの友達になって、そいつの仕事をやりやすくするつもりだ。だから、カークでもサムでもJ.J.でも関係ない。できるだけ彼らがやりやすいようにするつもりだよ」

ジェファーソンは4シーズンにわたり、カズンズがクオーターバックを務めた54試合に出場し、1試合平均98.85ヤードをマーク。別のクオーターバックがプレーした6試合では平均93.5ヤードを記録した。ジェファーソンはクオーターバックに左右されない、NFLの中でも数少ない選手の1人であり、それだけにカズンズの移籍に対して落ち着いた反応を見せていることもうなずける。

【KO】