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新加入のLBバーンズは「ゲームチェンジャーだ」とジャイアンツLBオケレーケ

2024年07月11日(木) 14:20

ニューヨーク・ジャイアンツのボビー・オケレーケとブライアン・バーンズ【NFL】

ニューヨーク・ジャイアンツのファンの中には、ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーがフィラデルフィア・イーグルスに移籍したことをいまだに嘆いている人もいるかもしれないが、2024年のオフシーズンですべてが失われたわけではない。

ラインバッカー(LB)ブライアン・バーンズは今オフシーズンにカロライナ・パンサーズとのトレードでジャイアンツに加入してきた。そのチームメイトの1人は、バーンズとフィールドを共有するのが待ちきれないようだ。

現地10日(水)にケイ・アダムスがホストを務める『Up & Adams Show(アップ&アダムス・ショー)』に出演したLBボビー・オケレーケはバーンズについて「こいつはエレクトリックだ」と語り、こう続けた。「こいつはゲームチェンジャーだ。あいつが1試合目にジャージを着てプレーするのが待ちきれないよ。あいつは本当に実りの多い選手だ」

バーンズはまさに実りの多い選手であり、パンサーズで過ごした5シーズンで通算サック46回をマークしている。2回のプロボウル選出経験を持ち、定評のあるエッジラッシャーとして尊敬を集めているバーンズは、試合の流れを変えるディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンスや、ベテランのDTジョーダン・フィリップス、新進気鋭のLBケイヴォン・ティボドーを擁する、ジャイアンツのディフェンシブフロントに加わった。

ジャイアンツはオフェンス面では最強のパンチ力を持っていないかもしれないが、ディフェンス面では確実に力を発揮するだろう。

とはいえ、ジャイアンツが昨年ほどアグレッシブなディフェンスを見せることはないかもしれない。ドン・“ウィンク”・マーティンデイルに代わって、シェーン・ボウエンがジャイアンツの守備コーディネーター(DC)に就任したが、オケレーケはすでにアプローチの変化に気づいている。

「180度ひっくり返ったようなもんだ」と話すオケレーケは、次のように説明した。

「ウインク(マーティンデイル)のシステムはいつも攻撃的でブリッツを仕掛ける感じで、大好きだった。そこから、シェーンに代わったけれど、彼はとても慎重で、多分これまで一緒に働いた中で1番、頭脳派の守備コーディネーターだ。彼のゲームの見方、コールの仕方、コーチングのやり方、細部へのこだわりはすごい。今年は俺たちが圧倒すると思うし、彼がそれを導くだろう」

知力を用いた支配というのは、それほど目立った変化をもたらすコンセプトではないものの、楽観的なシーズンになりそうな現状を楽しんでいるオケレーケは、それが成果を生むと確信しているようだ。しかし、ジャイアンツが結果を出すためには、良い雰囲気だけでは不十分だろう。2023年シーズンの大半で方向性を失っていたチームには、キャプテンの指示が必要だ。

2024年にジャイアンツを率いるのは誰かと尋ねられたオケレーケは「それは俺かもしれない。自分がその役割を少しずつ担うようになってきた気がする」と答え、こうつけ加えた。

「このチームには素晴らしいリーダーたちがいる。(オフェンシブタックル/OT)アンドリュー・トーマスは山みたいなやつだ。彼は模範を示してリードしてくれる。デクスター・ローレンスに関しては、彼のプレーがすべてを物語っている。(キッカー/K)グラハム・ギャノは一番賢いと言ってもいいやつで、長い間ここにいて、このリーグでたくさんの成功を収めてきた。彼らがリーダーシップの中核だ。うちには成長中の選手たちもいる。若いチームだけれど、フロントからリードしていかなきゃならない」

チームリーダー候補にキッカーを含めるのは確かに奇妙だが、ジャイアンツはすでに従来の慣習に従わないことを証明している。理論上では、ジャイアンツはディフェンス面、特にフロントで混乱を引き起こすのに十分な、才能のある選手たちがそろっている。

その力を発揮できるかどうかは、ボウエンDC、オケレーケ、そして新たに加わった期待のバーンズにかかっているだろう。

【KO】