ニュース

レイダースが就任初年度のキャロルHCを解雇

2026年01月06日(火) 11:02

ラスベガス・レイダースのピート・キャロル【AP Photo/Candice Ward】

ピート・キャロルのラスベガスでのシーズンは1年限りで終わった。

ヘッドコーチ(HC)就任初年度が3勝14敗に終わったのを受け、ラスベガス・レイダースがキャロルHCを解雇した。オーナーのマイク・デイビスが現地5日(月)に明かしている。

シルバー・アンド・ブラックにとって、急速に崩壊したシーズンの末に下された決断だった。シーズン第1週にニューイングランド・ペイトリオッツを下し、希望にあふれるスタートを切った2025年シーズンだったが、最後の16戦で14敗を喫したことで、惨憺(さんたん)たる結果に終わっている。この結果を受け、レイダースは2026年NFLドラフトの全体1位指名権を得ることとなった。

デイビスオーナーは同じく月曜日に、今後はマイノリティオーナーのトム・ブレイディがチーム内でより大きな役割を担い、キャロルの後任を探す上で発言力を持つことを示唆している。

デイビスオーナーは声明にて「われわれは(キャロルHC)と彼の家族に感謝し、今後の幸運を心から祈っている」と述べた。

「これから、ジェネラルマネジャーのジョン・スパイテックがトム・ブレイディと密に連携しながら、次のヘッドコーチ探しを含むすべてのフットボールオペレーションを率いていく。彼らは共に、リーダーシップとカルチャー、また、この組織の長期的なビジョンと目標の整合性において共通の焦点を置きつつ、フットボール上の意思決定を導いていく」

2025年のレイダースではほとんどのものがうまく機能せず、リーグ最下位タイの記録に終わっている。チームは攻撃と守備の両面でひどく苦戦し、キャロルHCは11月7日にスペシャルチームコーディネーターのトム・マクマホンを、11月24日に攻撃コーディネーターのチップ・ケリーを解任していた。

ケリー解任後にさらに5つの敗戦を喫したキャロルHCは、チームのレギュラーシーズン最終戦でカンザスシティ・チーフスを14対12で下してから程なくして解雇されている。10連敗という悪夢をついに断ち切ったラストゲームだった。

尽きることのないパワーと前向きな姿勢で知られるキャロルは、NFLのヘッドコーチとして過ごしてきた19年の間に、カルチャーを築き上げる力のあるコーチであることを証明してきた。ジェッツ、ペイトリオッツ、シーホークス、レイダースを率いてきた中で、キャロルは173勝134敗1分を記録。シーホークスでは第47回スーパーボウルを制した。2001年から2009年には南カリフォルニア大学でそのマジックを発揮し、97勝19敗をマークしている。

43歳のとき、6勝10敗でジェッツ初年度を終えてヘッドコーチの任を解かれたキャロルHC。74歳になった今、今度はレイダースでの初年度を3勝14敗で終えて解任されている。

一方のレイダースとしては、直近の3人のヘッドコーチが2シーズンをフルで戦い抜かずに終わった中で、また新たなヘッドコーチを探さなければならない。

【A】