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レイダースGMスパイテック、ドラフト有力候補のQBフェルナンド・メンドーザには言及せず

2026年02月26日(木) 09:48

ラスベガス・レイダースのジーノ・スミスとフェルナンド・メンドーザ【NFL】

あらゆる専門家や予想家の見解、そしてあらゆる兆候が、ラスベガス・レイダースが2026年NFLドラフトの全体1位でインディアナ大学のクオーターバック(QB)フェルナンド・メンドーザを指名することを示している。

しかし、レイダースのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・スパイテックは現地24日(火)にNFLスカウティングコンバインでメディアに対応した際、メンドーザの名前を口にしなかった。また、スパイテックGMは今オフシーズン中に、2025年シーズンに先発を務めたクオーターバック(QB)ジーノ・スミスと話をしていないようだ。

『Las Vegas Review-Journal(ラスベガス・レビュー・ジャーナル)』のアダム・ヒルによると、「シーズンが終わってからジーノとは話していない。彼のトレーニング動画は見たし、調子が良いことも分かっている。近いうちに話すつもりだ」と明かしたという。

スミスにとって“近いうち”であることは重要だ。『Spotrac』によると、スミスは2026年3月13日(金)に2026年分としてさらに800万ドル(約12億4,842万円)の完全保証されたサラリーを受け取る予定だ。昨オフシーズン、シアトル・シーホークスとのトレードで獲得され、かつてのヘッドコーチ(HC)であるピート・キャロルと再会したスミスは、2年7,500万ドル(約117億0,390万円)の契約延長にサインした。

キャロルがレイダースのヘッドコーチを退き、クリント・クビアックが指揮を執るようになった今、スミスのレイダース在籍も1年限りで終わる可能性が高まっている。

スパイテックGMはスミスに関する決断を下す時期について「もちろん、多少は契約内容によって決まる部分がある」と述べ、「クリントとスタッフがすべてを整理しているところで、ここでもうしばらく時間を使うつもりだ。その後ラスベガスに戻って今後の計画を全員でまとめていくことになる」と続けた。

レイダースの計画で最も重要となるのは、間違いなくクオーターバックの戦略を練ることだろう。

スパイテックGMはメンドーザの名前を挙げなかったが、フランチャイズQBに求める資質については次のように説明した。

「リーダーであり、とてつもなくタフな選手。フットボールを愛し、狂ったように準備をする選手。ボールをうまく投げられるのはもちろんのこと、何よりこのスポーツを愛し、チームメイトのためにすべてを捧げる選手だ。あのポジションで高いレベルでプレーするには、深い謙虚さと無私の精神が求められると思う」

多くの人の目には、メンドーザがそうした資質を十分すぎるほど備えていると映っている。昨季、インディアナ大学を全米王者へと導く中で、それらをはっきりと示したからだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のドラフトアナリストであるダニエル・ジェレマイアはトップ50プロスペクトのランキングでメンドーザを1位としたうえで「メンドーザは非常に正確なパサーであり、優れた体格、タフネス、十分な運動能力を備えている。彼は信じられないほどタフで、ポケット内にとどまりながら大きなヒットを耐え抜く場面が日常的に見られる」と記している。

メンドーザをドラフト全体1位指名の最有力候補と見なす者は多いが、必ずしも新人選手をシーズン初戦からフィールドに立たせるべきだとは考えていないスパイテックGMは、次のように語った。

「その選手にかかるプレッシャーを最初からできるだけ抑えたいと思うものだ。若手クオーターバックであれば、すぐにフィールドに立たせることに必ずしも賛成ではない。つまり、クオーターバックを務められる質の高い別の選手が必要になる」

レイダースが3勝14敗で終えたシーズンの終盤に足首を捻挫し、シーズン通算インターセプト数がリーグワーストの17回に上ったスミスだが、メンドーザの順応を助ける“質の高い”クオーターバックとなる可能性を秘めている。

クビアックHCは水曜日に報道陣に対し、スーパーボウル後にレイダースに採用されてからスミスと話をしており、スミスがラスベガスに残る可能性を完全に否定していないと述べた。

『ESPN』のライアン・マクファデンによれば、クビアックHCは「来シーズンのクオーターバックについて考え得るあらゆる選択肢を検討しており、彼は間違いなくその選択肢の1つだ」と語ったという。

【RA】