ブロンコスWRサットンが契約調整、今季は最大で23億円に
2024年07月26日(金) 13:04参加必須のミニキャンプに参加し、トレーニングキャンプにも集合したワイドレシーバー(WR)コートランド・サットンに、デンバー・ブロンコスは本人が望んでいた年俸アップで応えた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地25日(木)に報じたところによると、ブロンコスがサットンとの再構築された契約に合意しており、今シーズンの契約額は150万ドル(約2億3,034万円)のインセンティブを含む、最大1,520万ドル(約23億3,418万円)になるという。
現時点では、サットンは2025年シーズン末まで契約下にある。
オフシーズンプログラムを通じて、給与の調整を望んでいることをアピールしていたサットンは、自主参加のチーム合同練習(OTA)を欠席する一方で、参加必須の練習にはすべて参加していた。
プロボウルに1度選出され、NFLで7年目のシーズンを迎えるサットンは、シーズン第1週にどのクオーターバック(QB)が先発するか——ドラフト1巡目指名のボー・ニックスか、ジャレット・スティッドハムか、それともザック・ウィルソンか——に関係なく、ブロンコスの最も重要なパスキャッチャーだ。一方でサットンは、ニックスがフランチャイズクオーターバックとして成長する上で、特に重要な存在となるだろう。
昨シーズンのブロンコスがパスオフェンスで苦戦する中、サットンはレシーブ数(59回)、獲得レシーブヤード(772ヤード)、タッチダウンレシーブ数(10回)のすべてでチームをリード。これにより、キャリア通算では4,259ヤード、レシーブ298回、タッチダウン24回という成績になっている。
ブロンコスがクリーブランド・ブラウンズにWRジェリー・ジューディをトレードしたこともあり、サットンは今季のワイドレシーバー陣の中で、屈強なベテラン選手としての存在感を示すだろう。サットンの他にも、フリーエージェント(FA)で加わったジョシュ・レイノルズ、2年目のマーヴィン・ミムス、ドラフト4巡目指名のトロイ・フランクリン、またも負傷から回復中のティム・パトリックといったメンバーが、デプスチャートに名を連ねている。
自身の契約に満足し、より安定した状況となった今、サットンとブロンコスは2014年以来リーグの上位半分に食い込んでいないオフェンスの復活に全力を注ぐことができる。
【KO】