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ドルフィンズQBタゴヴァイロアが4年327億円の延長契約に合意

2024年07月27日(土) 09:13


マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Rebecca Blackwell】

マイアミ・ドルフィンズがクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアと長期的に連携していくことになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが契約について知る人物の話をもとに現地26日(金)に報じたところによると、ドルフィンズとタゴヴァイロアが1億6,710万ドル(約256億9,078万円)の保証を含む4年2億1,240万ドル(326億5,543万円)の契約延長で合意したという。

年平均5,310万ドル(約81億6,385万円)となる新規契約延長はNFL史上最大の4年契約で、ジャレッド・ゴフ(デトロイト・ライオンズ)の5,300万ドル(約81億4,848万円)をわずかに上回り、ジョー・バロウ(シンシナティ・ベンガルズ)およびトレバー・ローレンス(ジャクソンビル・ジャガーズ)が結んだ5年契約、年平均5,500万ドル(約84億5,597万円)に次ぐ金額だ。

トレーニングキャンプの最初の数日間は部分的に参加していたタゴヴァイロアだったが、金曜日の練習には本格的に参加しており、交渉が動き出したことを示していた。

元ドラフト全体5位指名のタゴヴァイロアは5年間の新人契約の最終年を迎えている。今回の契約延長により、タゴヴァイロアは2028年シーズンの終わりまでドルフィンズでプレーすることになる。

トゥアのドルフィンズでの将来に関して外部から疑問の声が上がっていたのにもかかわらず、ジェネラルマネジャー(GM)クリス・グリアとコーチ陣はアラバマ大学出身の左利きクオーターバックのタゴヴァイロアと大型の長期契約を結びたいという希望を決して揺るがさなかった。

マイク・マクダニエルがドルフィンズのヘッドコーチ(HC)に就任して以来、タゴヴァイロアは飛躍を遂げている。26歳のタゴヴァイロアは過去2年間で、1回あたりのパスヤード(8.5ヤード)およびパサーレーティング(102.9)でNFL2位、合計パスヤード(8,172ヤード)で4位、パスタッチダウン数(54回)で5位だ。

ドルフィンズはタゴヴァイロアを先発起用した試合で1試合あたり27.6点をあげた一方で、過去2シーズンでタゴヴァイロアがケガで欠場した4試合(スカイラー・トンプソンとテディ・ブリッジウォーターが2試合ずつ先発)では1試合あたり16.3点を記録するにとどまった。

トゥアは最初の3シーズンに脳しんとうを複数回起こすなど、ケガに悩まされ、各シーズンで何試合か欠場。2023年、健康を維持する能力と将来性を示したタゴヴァイロアは全17試合に出場し、NFLトップの4,624パスヤードをマークした。

契約問題が解決された今、タゴヴァイロアとマクダニエルHC、そして爆発力のあるドルフィンズの攻撃陣は2024年にさらなる魔法のような力を発揮することに集中できる。

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