WRディッグスはハングリー精神が強いと3度のチームメイトであるテキサンズQBキーナム
2024年08月06日(火) 17:52ワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスは、ジョシュ・アレンからC.J.ストラウドへと、次々とNFL屈指のクオーターバック(QB)と仕事を共にしている。
しかし、ディッグスの9シーズンにわたる輝かしいキャリアの中で、最も記憶に残るキャッチはおそらくQBケイス・キーナムからのパスによるものだろう。
“ミネアポリスの奇跡”から6年以上経った今、キーナムとディッグスはヒューストン・テキサンズで再びチームメイトになった。キーナムは4度のプロボウル選出経験を持つディッグスがより経験豊富で、誠実で意欲的なワイドレシーバーになっていると感じているようだ。
テキサンズの公式記録によると、かつてミネソタ・バイキングスとバッファロー・ビルズでディッグスと一緒にプレーしたキーナムは現地5日(月)に記者団に対して「ハングリー精神にあふれたやつだ」と語り、こう続けたという。
「彼はあそこにいたことがあり、それを味わったことがある。彼はただそこに到達したいだけでなく、勝ちたいと思っている。時間をかけて努力して、自分らしさを発揮している。それを見るのは楽しいね」
2018年1月14日、残り時間がない状況でキーナムが放ったパスがディッグスに届き、61ヤードの決勝タッチダウンが決まった。バイキングスは29対24でニューオーリンズ・セインツを下し、ディビジョナルラウンドを突破している。
それはディッグスにとってキャリア3年目のシーズンだった。それ以来、ディッグスは6年連続で1,000レシーブヤード以上をマークし、その後、4年連続でプロボウルに選出された。これらの連続記録はすべて、ビルズからトレードでテキサンズに加入した最初のシーズンとなる2024年につながっている。今回はディッグスにとってキャリア2度目のトレードだった。
自身のキャリアで7つのチームを渡り歩き、現在はテキサンズで2年目を迎えているキーナムは「彼と2017年と2022年にプレーしたけど、そこでは経験の面で大きな飛躍があった。わずか数年の間に、彼はさらに経験を積んだと思う」とコメント。
過去6年間で、ディッグスはバイキングスのカーク・カズンズからビルズのアレン、そして現在はテキサンズのストラウドへと、異なるクオーターバックからパスをレシーブしてきた。
キーナムとディッグスの奇跡的な連携はミネソタの伝説に永遠に刻まれるだろうが、ディッグスがポストシーズンで達成した成功はこれだけではない。バイキングスでの2019年シーズンからビルズでの昨シーズンまで、ディッグスは毎年、少なくても1回のプレーオフ勝利を経験しているが、スーパーボウル進出には至っていない。
ここ数シーズンは不本意な形で終わっていたディッグスは、フラストレーションがたまっている様子で、浮き沈みの激しい時期を過ごしていた。それにもかかわらず、ディッグスの成績は落ち込むことはなく、そのハングリー精神もそうだったようだ。
キーナムは「プレーオフを経験して、ワイルドカード、ディビジョナル、チャンピオンシップラウンドに進むために何が必要かを知っていても、最終的に大きな舞台にたどり着いて勝つことができなければ、ハングリー精神が残るんだと思う」と話した。
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