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タイタンズの1年目DCウィルソンのもとでプレーしたかったとSディッグス

2024年08月08日(木) 15:42


クアンドレ・ディッグス【AP Photo/Stephen Brashear】

テネシー・タイタンズはトレーニングキャンプの途中で、プロボウルに3回選出された経歴を持つセーフティ(S)クアンドレ・ディッグスを獲得し、ディフェンスのバックエンドを強化した。

タイタンズにいる守備コーディネーター(DC)デナード・ウィルソンの存在が、ディッグスにとって決め手となったようだ。

『Associated Press(AP通信)』によると、ディッグスは現地7日(水)にタイタンズ就任1年目のウィルソンDCについて「彼に指導を受けたリーグの仲間たちが、彼のことを高く評価していた。彼は俺がここに来ることを強く望んでいたし、俺もここに来たいと思っていたんだ」と話したという。

元NFL選手であるウィルソンはその12年間のコーチングキャリア、特にここ2シーズンにおいて、大成功を収めたディフェンスに関わってきた。41歳のウィルソンは昨年にボルティモア・レイブンズでディフェンシブバック(DB)コーチを務め、その前には第57回スーパーボウル出場に向けて圧倒的な強さを誇ったイーグルスでも同じ役職を務めている。これらのディフェンスはそれぞれサック数でリーグのトップに立っており、ウィルソンが指導したユニットは忠実にバックエンドを守ってきた。

今オフシーズンにタイタンズに着任する際、ウィルソンDCは“アグレッシブなディフェンス”を育成するという計画を詳述しており、ディッグスのボール奪取の才能はその戦略にぴったりと言える。

過去4シーズン強をシアトル・シーホークスで過ごしたディッグスは、そこで自身の9年間のキャリアの中で最大の成功を収めた。2020年から2023年までに50試合すべてに先発したディッグスは、その期間中にインターセプト14回、パスディフェンス24回をマークし、3年連続でプロボウルに選出されている。

ウィルソンDCのもとでプレーしたいという希望に加えて、ディッグスはタイタンズでSジャマール・アダムスとチームを組みたいという気持ちもあると認めた。

ディッグスはアダムスについて「初めて会ったとき、ジャマールは16歳か17歳だったと思う。それはいい部分だったが、彼は俺に自分のスペースを与えてくれて、自分で決断させてくれた」とコメント。

このセーフティコンビはシーホークスで過去4シーズンをともに過ごしており、コーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードとチドビ・アウーゼーを擁する刷新されたタイタンズのセカンダリーに溶け込む上で、ベテランのディッグスの親しみやすさが重要な役割を果たすかもしれない。

昨シーズンはプレーメイキングの面(インターセプト1回)で落ち込んだ1年となり、コスト削減のためにシーホークスから放出されたディッグスだったが、フリーエージェント(FA)期間中に見せたその忍耐強さは、相互を理解する関係性という形で実を結んだのかもしれない。

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