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Sタショーン・ギプソンがジャガーズと再契約

2024年08月12日(月) 10:25


タショーン・ギプソン【Ryan Kang via AP】

ジャクソンビルで再会が果たされた。

現地11日(日)、ジャクソンビル・ジャガーズがセーフティ(S)タショーン・ギプソンと契約したと発表。2016年から2018年にかけてチームの一員として全試合に先発出場していたギプソンが、ジャガーズに戻ることになった。

しかし、全試合に先発出場することは今年のギプソンには当てはまらない。現在のギプソンはベテランの控え選手として存在している上に、シーズン最初の6試合で出場停止処分を受ける予定だからだ。

7月2日にNFLの運動能力向上薬物の規定に違反したとして処分を言い渡されたギプソンは、7月8日にその処分を受け入れたと話している。ギプソンは発表した声明に“完全に安全で、あらゆるNFLの規定に沿ったもの”だと思っていたサプリメントを一度だけ摂取したと記していた。

プロとして13年目のシーズンに復帰したいという願望も繰り返し口にしていたギプソンは現在、その達成に向けて一歩前進している。

2012年にドラフト外フリーエージェントとしてNFL入りしたギプソンは、キャリア最初の4シーズンをクリーブランド・ブラウンズで過ごし、キャリアハイとなる6回のインターセプトを記録してインターセプトリターンヤード(158ヤード)でリーグをけん引した2014年シーズンにはプロボウルに選出された。

ギプソンはその後、ジャガーズに移籍。ギプソンがジャガーズの一員としてキャリア最高の成績を収めたシーズンは、チームが今世紀最高の結果を残したシーズンと重なった。ギプソンは2017年シーズンにインターセプト4回、パスディフェンス7回、ファンブルリカバリー1回、タックル64回を記録し、ジャガーズがまさかのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲーム進出を果たすのに貢献している。

ジャガーズを離れてからは、ヒューストン・テキサンズ、シカゴ・ベアーズ、サンフランシスコ・49ersでプレーしてきたギプソン。直近の2シーズンに所属していた49ersでは合計で33試合に先発出場している。

デュバル郡に戻ってきたギプソンは今後、2023年シーズンに被パスヤードで26位に位置していたディフェンスに、通算で173試合に出場して33回のインターセプトを記録してきたという経験をもたらす。ギプソンはアンドレ・シスコやアントニオ・ジョンソン、ダーネル・サベージといったディフェンシブバック(DB)を補完し、チームにうまくフィットするだろう。

34歳のギプソンは試合を含め、残りのプレシーズン活動への参加が許可されている。

その後、ギプソンはシーズン第7週にウェンブリー・スタジアムで行われるニューイングランド・ペイトリオッツ戦からフィールドに復帰できるようになる予定だ。その試合は、ジャガーズが2試合続けてロンドンで実施する試合の2試合目となる。

【RA】