現地5日（木）に行われるシーズン開幕戦でのカンザスシティ・チーフスとの対戦は、ボルティモア・レイブンズにとって、昨季のAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）チャンピオンシップゲームでの敗北の雪辱を果たすチャンスでもある。しかし、レイブンズのクオーターバック（QB）ラマー・ジャクソンは、この試合が“リベンジ”ゲームであるという考えを否定した。

レイブンズの公式サイトによると、ジャクソンは「自分が出場する試合はどれもリベンジゲームのようなものだ」と話し、こう続けたという。

「この試合だけをリベンジゲームとして見るつもりはない。対戦相手が誰であれ、過去に勝った相手でも負けた相手でも、とにかく勝ちたい」

ジャクソンはQBパトリック・マホームズとチーフスに対して通算で1勝4敗という成績を残している。昨シーズンのAFCタイトル戦では、NFL MVPに輝いたジャクソンがボールを動かしたが、そのジャクソン自身による2回を含む3回のターンオーバーによって、得点のチャンスをふいにしてしまい、レイブンズは17対10というロースコアゲームで敗れた。

27歳のジャクソンは、木曜日に行われる試合で好スタートを切れば、レイブンズがAFCの第1シードを再び獲得する道が切り開かれる可能性があることを知っている。とはいえ、ジャクソンは1試合1試合に集中しているだけだと明かし、次のように語った。

「俺たちが1月にたどり着くには、レギュラーシーズンゲームに勝たなきゃならない。シーズンに入って5勝12敗とかではダメだ。だって、そんなんじゃ 俺たちはプレーオフに進めない。プレーオフは意識しているけど、同時に、目の前のこの試合に勝たなきゃならないんだ」

オフシーズンの厳しい練習、トレーニングキャンプ、プレシーズンを経て、ジャクソンは自分のチームのディフェンス以外のどんな相手にも立ち向かう準備ができている。

ジャクソンは「俺は準備万端だ。何週間もチームメイトと対戦してきたからね。そろそろ別の相手と戦うときだ」とコメント。

その“別の相手”とは、昨シーズンにレイブンズのスーパーボウル出場のチャンスを潰したチームだ。

【KO】