MCL捻挫のQBラブの出場許可が下りない場合、先発QBはウィリスとパッカーズHCラフルアー
2024年09月10日(火) 11:06グリーンベイ・パッカーズはクオーターバック(QB)ジョーダン・ラブ不在時の初期プランを決定した。
パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは現地9日(月)、MCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を捻挫したラブに、今週に出場許可が下りない場合、QBマリク・ウィリスがシーズン第2週に行われるインディアナポリス・コルツ戦で先発を務めると発表している。
ラフルアーHCはラブについて「確率ははっきりとは言えないが、もし彼に出場許可が出るなら、いつものようにあらゆる機会を与えるつもりだ」と述べ、次のように続けている。
「彼が全力を尽くしているのは分かっている。できるだけ早く復帰しようと多くの時間を費やしていることは分かっているが、もちろん、彼が自分を守れないような状態でフィールドに出すことはしない」
当初、ラブが膝の捻挫で3週間から6週間にわたって離脱する可能性があると報じられていたことを考えると、故障者リスト(IR)入りしなかったことは前向きなニュースだ。パッカーズのフランチャイズクオーターバックであるラブは、シーズン第1週にブラジルでフィラデルフィア・イーグルスに34対29で敗れた試合の、最後のドライブで負傷した。
イーグルス戦でラブに代わって最後の2プレーを担当したウィリスは、パスを投じるもインコンプリートに終わり、最後のスナップはサックを受けて試合終了となった。
2024年シーズン開幕直前にテネシー・タイタンズからのトレードでパッカーズに加入したウィリスにとって、次がキャリア で4度目の先発になる。かつてドラフト3巡目で指名を受けたウィリスはルーキーシーズンである2022年に3度の先発出場を経験し、パス49回中25回成功で234ヤードをマークしたが、タッチダウンはなく、インターセプト3回を喫している。ウィリスがあげた唯一のタッチダウンは最後の先発試合でスクランブルによって記録したものだ。
パッカーズには、どのクオーターバックでもパスで成功を収められるワイドレシーバー(WR)陣がそろっている。シーズン第1週ではジェイデン・リードがレシーブ4回で138ヤード、タッチダウン1回をマークしてレシーバー陣をリード。クリスチャン・ワトソン、ロミオ・ドゥブス、ドンタイヴィオン・ウィックスも才能豊かなこのグループを構成している。タイトエンド(TE)タッカー・クラフトとルーク・マスグレイヴも、ラフルアーHC率いるオフェンスの重要な要素だ。
ウィリスが先発する場合には、2023年にパッカーズからドラフト5巡目で指名されたショーン・クリフォードがバックアップを務めるとラフルアーHCはつけ加えた。
パッカーズはアメリカ東部時間15日(日)13時【日本時間16日(月)2時】にホーム開幕戦でコルツを迎え撃つ。
【KO】