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タイタンズHCキャラハンがQB1はレビスだと断言、「議論の余地はない」

2024年10月02日(水) 11:48


テネシー・タイタンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・キャラハン【AP Photo/Doug Murray】

テネシー・タイタンズのクオーターバック(QB)ウィル・レビスは現地9月30日(月)夜に臨んだ試合を肩のケガで途中離脱したが、まだ痛みを抱えている翌日も、先発クオーターバックであることに変わりはないようだ。

ヘッドコーチ(HC)ブライアン・キャラハンは火曜日にそれを明確にしている。

「ウィルがうちの先発クオーターバックだ」と述べたキャラハンHCは「昨夜も言ったが、繰り返しておく。健康であれば、彼が先発する。彼がインディ(インディアナポリス・コルツ戦)に向けて回復し、自分たちの準備が整うことを願っている」と続けた。

レビスは火曜日にMRI検査を受けることになっていたが、キャラハンHCはそれについて新たな情報を提供していない。

月曜日に臨んだマイアミ・ドルフィンズ戦で今季初勝利を収めたタイタンズは、バイウイークを迎えており、次戦はシーズン第6週に臨むインディアナポリス・コルツ戦となっている。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区対決となるコルツ戦に向けてのレビスの出場ステータスを予測するにはまだ早すぎると言えよう。

しかし、キャラハンHCはメイソン・ルドルフが出場したのはレビスが負傷退場したからであって、ルドルフの方が優れていると感じたからではないと繰り返した。

「彼はケガをしていて、投球に問題を抱えていたし、投げるときに痛みを感じていた。投球側の肩にケガがある場合、試合に出す理由はない。それが彼にとって正しいことだと、何の疑いもなかった」とキャラハンHCは話している。

月曜日にキャリア初勝利を収めた就任1年目のキャラハンHCは、レビスにも同じことを伝えたと明かし、言葉を濁すことなく伝えたため、混乱はないはずだと述べた。

「彼がそれについて特に気にする必要はない。今朝は痛みとかそういうのがあったようだ。クオーターバックにありがちなケガで、メイソンは代わりに出て、いいプレーを見せてくれた。準備が整えば、ウィルが先発に戻る」とキャラハンHCはコメントしている。

ドルフィンズ戦での短い出場時間で、レビスはパス4回中3回を成功させて25ヤード、インターセプト1回を記録。ドルフィンズ戦は1クオーターにも満たない出場時間だったにもかかわらず、レビスは今季の4試合すべてで少なくとも1回のギブアウェイを喫している。

インターセプト6回、ファンブルロスト3回を喫しているレビスのターンオーバー数(9回)は、インディアナポリス・コルツのアンソニー・リチャードソンやフィラデルフィア・イーグルスのジェイレン・ハーツと並び、NFLで最多となっている。

驚異的な腕力と能力に恵まれたレビスは、高いポテンシャルを持っているが、致命的なターンオーバーが多く、タイタンズに深刻な影響を与えている。ルドルフは3クオーター以上でプレーして85ヤードの獲得にとどまったものの、ターンオーバーは喫していないため、レビスよりも安定したパフォーマンスを発揮できるという見方もできるだろう。

タイタンズは勝利したドルフィンズ戦でランプレーを活性化させ、シーズンハイとなる142ランヤードを獲得。キャラハンHCは、現状ではタイタンズのオフェンシブラインはパスブロッキングよりもランブロッキングに適しているとも指摘している。レビスが15回ものサック(NFLで3番目に多い)を喫していることを踏まえると、それは驚きではない。ランプレーが強化されれば、レビスへのプレッシャーが軽減され、タイタンズのオフェンス全体が改善される可能性もある。

詳細は明らかになっていないものの、レビスの肩のケガはそれほど深刻ではないようだ。

一方、キャラハンHCはレビスがフランチャイズQBになれるかどうかを真剣に見極めようとしている。そのため、良いときも悪いときも含めて、キャリア2年目のシグナルコーラーを積極的に起用してきたのだ。

「成長は必要だ。若手選手が犯すようなミスも見られるし、今、リーグでは全体的に同じようなことが起きている。ウィルについては、できる限りすべてを見極めていくつもりだ」と語ったキャラハンHCはこう続けている。

「彼は成長し続け、より良くなって、より良いプレーを見せるようになるだろう。チームのためにもっと良いプレーをする必要があるし、最終的にはそうなると信じている。それが、この件に関する私の考えだ。議論の余地はないし、後からあれこれ言うこともない。それが現実だ。つまり、これ以上明確に言うことはできないと思う」

【RA】