4連敗中のセインツ、ブロンコス戦でペイトンHCが古巣に戻って来ることに「気を取られている場合ではない」
2024年10月17日(木) 14:18ショーン・ペイトンがデンバー・ブロンコスのヘッドコーチ(HC)として古巣ニューオーリンズ・セインツのホームに戻って来るというのが、サーズデーナイトゲームの大きな話題となっている。しかし、プライムタイムに行われる注目の一戦を前に、セインツの選手たちはその話題に気を取られている余裕はない。
ペイトンHCの元で4シーズンにわたってプレーしたセインツのベテランラインバッカー(LB)デマリオ・デービスは、チームが4連敗中である現状を踏まえ、余計な話題は気にするべきではないと強調している。
「これはシーズンにおいて重要な試合で、絶対に勝たなければならない」とデービスは語った。
「これは両チームにとってレギュラーシーズンの大事な一戦だ。だから、この試合に勝つためには、他のことに気を取られている場合ではない」
デニス・アレンHC率いるセインツは開幕2連勝を飾ったものの、その後4連敗を喫している。攻撃陣は爆発力を失い、一貫性に欠けるプレーが続いている。守備陣に至っては、崩壊状態と言っても過言ではないだろう。
ベテランディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ジョーダンは、チーム全体が最近のプレーに「うんざりしている」と述べ、現地13日(日)のタンパベイ・バッカニアーズ戦で守備が散々な結果に終わったことを引き合いに出した。51対27で大敗したこの試合でセインツはバッカニアーズに594ヤードを許し、ディフェンスのタックルはひどい有り様だった。
「590何ヤードも許すなんて、情けない」とジョーダンは述べている。
4連敗中のセインツは現在2勝4敗で、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の首位から2ゲーム差、NFC全体では16チーム中13位に沈んでいる。この窮地から抜け出すためには、ペイトンHC率いるブロンコスに勝利することが不可欠だ。
タイトエンド(TE)ユウォン・ジョンソンは「とにかく勝つしかない。今の自分たちはなにがなんでも勝利を手にしたい。5連敗なんて口にしたくもないし、考えたくもない」とコメント。
「チームだけでなく、この街全体が勝利を求めている。勝ちたいとかいうレベルじゃなくて、今の俺たちは本当に必死だ」
その必死さゆえに、相手のサイドラインに立つコーチについて考える余裕など、今のセインツにはないだろう。
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