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スロースタートへの批判に反論するペイトリオッツの新人WRポーク

2024年10月18日(金) 15:51


ニューイングランド・ペイトリオッツのジャリン・ポーク【AP Photo/Greg M. Cooper】

ニューイングランド・ペイトリオッツが4月のドラフトでワシントン大学のスターワイドレシーバー(WR)だったジャリン・ポークを指名したとき、チームのレシーバー陣に欠けていた優秀な選手がようやく加わったと思われた。

これは、ビル・ベリチック元ヘッドコーチ(HC)時代のペイトリオッツには見られなかった動きであり、新人QB(クオーターバック)ドレイク・メイとの理想的なコンビになると期待されていた。しかし、6試合(うち5試合先発)を終えた現在、ポークはまだ目立った活躍を見せていない。23回のターゲット中わずか10回のキャッチで78ヤードとタッチダウン1回にとどまっている。

ジェロッド・メイヨHCは、ペイトリオッツのレシーバー陣におけるポークの役割について率直に語り、全体的にパフォーマンスが安定していないため、現時点ではより大きな役割を与えられないと述べた。

「彼はメンタル面の壁を乗り越え、落球をなくさなければならない」とメイヨHCは話している。

「ブロッキングの改善は必要だが、大学時代はもちろん、シーズン中でも時折良いブロッキングを見せている。彼はこれから成長し続け、さらに努力しなければならない。細部にもっと注意を払うべきで、われわれは彼がランでもパスでも信頼できるレシーバーに成長することを期待している」

ポークの起用法は6試合を通じて変動しており、シーズン第5週では60回の攻撃スナップすべてに参加したが、第6週では65%のスナップにとどまった。メイのNFLデビュー戦では、WRケイショーン・ブート、タイトエンド(TE)ハンター・ヘンリー、WRデマリオ・ダグラスがそれぞれタッチダウンパスを受けた一方で、ポークは4回のターゲットでキャッチ1回、4ヤードに終わった。

メイヨHCのコメントは、ポークが現時点でペイトリオッツのオフェンスにおいて主力を担う準備が整っていないことを示している。しかし、ポークはこの批判に動じることなく、メンタル面での問題は一切ないと断言した。

「自分にはリーグでトップクラスのキャッチ能力があると信じている。だから、落球は全く問題じゃない」とポークは話している。

『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』によれば、ポークは過去2試合でそれぞれ1回の落球を喫した理由について説明を求められたという。ポークはキャッチに対する自信を失っていないものの、ペイトリオッツのオフェンスでの起用法が自分の動きを制限していると感じていることを認めた。

「今の状況では自分ができることが限られているように感じる。でも、前向きなマインドセットを保ちながら成長を続けるしかない」とポークはコメントしている。

シーズン序盤の5試合で、ベテランQBのジャコビー・ブリセットが守りのもろいポケットの中で常に脅威にさらされていたことを考えれば、ポークがまだ活躍できていない理由は理解できるだろう。とはいえ、メイヨHCの発言は、ポークの成長を阻んでいるのは単に苦戦中のオフェンスだけではないことを示唆している。

この問題についてさらに追及された際、ポークは「今は特定のことに制約がある」とだけ述べ、詳細には踏み込まなかった。

不穏な雰囲気はあるものの、新人のポークにはまだ時間がある。メイとの信頼関係を築き、そこから飛躍していくための時間は十分に残されている。

ポークも、それが時間の問題だと信じている。

「自分に対する自信は誰よりも強い。常に最高を目指し、偉大さを追い求め、自分のベストを尽くし続けるだけだ」とポークは言う。

【R】