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トレード期限を前に、ラムズWRカップとジェッツWRウィリアムスに注目が集まる

2024年10月20日(日) 12:50


ロサンゼルス・ラムズのクーパー・カップ【Cooper Neill via AP】

先週のワイドレシーバー(WR)に関する動きがトレード市場を活性化させ、トレード期限にあたる現地11月5日(火)まで数週間となった火曜日には、かつてないほどの電話や動きが見られた。

ラスベガス・レイダースからニューヨーク・ジェッツへのWRデイバント・アダムスのトレード、そして、クリーブランド・ブラウンズからバッファロー・ビルズへのWRアマリ・クーパーのトレードが成立したことにより、多くの影響が出ている。

情報筋によると、ワイドレシーバーに関する動きが活発化する中で、複数のチームがロサンゼルス・ラムズに電話をかけ、9月15日にハイアンクルスプレインに見舞われたクーパー・カップの状況を尋ね始めたという。カップは日曜日に行われるレイダース戦に向けて正式にクエッショナブルとされている状態だ。

ラムズは1勝4敗と低迷しているものの、2025年に目を向けているわけではなく、カップのトレードを検討するにしても、複雑かつ多面的な問題となるだろう。しかし、シーズン開幕時からインターネット上で飛び交っている憶測の影響もあり、他チームからの関心は高まっている。

レシーバーに関する調査を行っている多くのチームが、カップの名前をそのリストに載せている。

ラムズが次の2試合――日曜日に臨むレイダース戦と、木曜夜に行われる5勝0敗のミネソタ・バイキングスとの一戦――に敗れれば、その問い合わせは一気に増えるかもしれない。

31歳のカップのトレードは控えめに言っても複雑だ。第56回スーパーボウルでMVPに輝いたカップは、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイが初めて指名したドラフト組の1人で、2人は親しい関係にある。ファンからの人気も高く、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードのお気に入りの存在だ。新人WRジョーダン・ウィッテントンはレシーブ18回で201ヤードを記録するなど、十分に代役を務めているが、ウィッテントンはカップではない。

ラムズが実際にトレードを実行するのかという問題もある。

カップはプレーオフ進出を控えたチームの最終ピースとして活躍できる可能性があるとはいえ、その契約は調整が必要になるかもしれない。カップは来年3月に750万ドル(約11億2,136万円)のロースターボーナス(うち500万ドル/約7億4,758万円は完全保証)を受け取る予定であり、理論的にはカップを獲得するチームがそれを負担することになる。また、カップは2026年にも500万ドルのロースターボーナスを受け取る予定だが、これは保証されていない。

今後3シーズンで、カップはそれぞれ約2,000万ドル(約29億9,030万円)を手にする予定だが、保証されているのはあと1年だけだ。

ラムズは過去にも示してきたように、受け入れ可能な取引があれば、トレードを促進するためにその契約を調整するかもしれない。

一方、アダムスがジェッツにトレードされたことにより、ジェッツからこのオフシーズンに獲得されたマイク・ウィリアムスがトレード候補として浮上している。情報筋によると、ピッツバーグ・スティーラーズやウィリアムスがかつて所属していたロサンゼルス・チャージャーズなど、複数のチームがウィリアムスに関して問い合わせているとのこと。

スティーラーズはWRブランドン・アイユークが最終的にサンフランシスコ・49ersと再契約する前にトレードを試みてから、大物ワイドレシーバーを探し求めている。スティーラーズは日曜日に臨むジェッツ戦で、ウィリアムスを間近で観察するだろう。

ウィリアムスは水曜日と木曜日の練習を個人的な理由で欠席したが、金曜日にはフルで参加した。ウィリアムスのジェッツでの時間は終わりに近づきつつあるのかもしれない。ウィリアムスのトレードは比較的単純な可能性があり、成立した場合はジェッツがウィリアムスの報酬の大部分を前払いすることになる。

【RA】