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DEハッチンソン、ライオンズのスーパーボウル出場で復帰の可能性

2024年10月20日(日) 11:51


デトロイト・ライオンズのエイダン・ハッチンソン【Cooper Neill via AP】

ディフェンス部門年間最優秀選手賞の候補と目されているディフェンシブエンド(DE)エイダン・ハッチンソンが骨折した脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)を修復するための手術を受けてから24時間も経たないうちに、デトロイト・ライオンズのヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルは「彼を諦めるつもりはまったくない」と述べていた。

先週の日曜日に勝利したダラス・カウボーイズ戦を終えた後に手術を受けたライオンズのスターパスラッシャーには、復帰に向けた長い道のりが待ち受けている。キャンベルHCはハッチンソンのリハビリ期間を4カ月から6カ月と見積もっており、明らかに意図的に復帰の可能性を残そうとしているが、その背後には正当な理由があるようだ。

情報筋によると、もちろんライオンズが出場できればの話だが、ハッチンソンが4カ月後――ちょうど第59回スーパーボウルがニューオーリンズで実施される2025年2月9日(日)あたり――に復帰する可能性があることを示す要因はいくつかあるという。

情報筋の話によれば、ハッチンソンのケガは見るに耐えない恐ろしいものだったが、骨折自体はきれいな折れ方だったという。そして、靭帯の損傷も神経の損傷もなかった。今回のような深刻な骨折によって生じる可能性がある問題が見られなかったのは、非常に良いニュースだと言えよう。

もう1つの朗報は、偶然の産物だった。ハッチンソンが負傷した試合はテキサス州アーリントンにあるAT&Tスタジアムで行われ、その付近にはレベル1の外傷センターであるベイラー大学医療センターがある。また、そこには整形外科的外傷サービス部門の医療ディレクターであるアラン・ジョーンズ医師が居合わせるという幸運も重なった。

ジョーンズ医師は脛骨と腓骨の修復に関して全米屈指の専門家でもある。

病院に到着した際に、ハッチンソンはジョーンズ医師がそこで自分のことを待っていたのを見つけた。それによってプロセスが早まり、手術はスムーズかつ成功裏に行われた。それが回復を早めることにつながる可能性もある。

ハッチンソンがニューオーリンズでフィールド復帰を果たすには多くの条件がそろわなければならない。しかし、少なくともその可能性はある。

シーズン終了後、ライオンズと2022年ドラフト全体2位指名を受けたハッチンソンは新たな契約交渉を開始することが認められる。その契約により、今季の負傷前に7.5回のサックを記録していたハッチンソンは、守備選手としてNFLで最高峰の報酬を得ることになるだろう。

最近の様子を振り返ると、ライオンズはチームの主力選手に対するケアに積極的であり、ハッチンソンもその一例になるかもしれない。まずはライオンズがフィールドでの仕事をしっかりとやり遂げることが期待されている。

「もし誰かが復帰できるとすれば、それは彼だと言える」とキャンベルHCは語っている。

【RA】