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ドルフィンズがシーズン第8週を前にQBタゴヴァイロアの21日間の練習期間を開始する見込み

2024年10月20日(日) 11:02


マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Doug Murray】

クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアが復帰に向けて最初の一歩を踏み出そうとしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じたところによると、マイアミ・ドルフィンズが今週中にタゴヴァイロアの復帰に向けた21日間の練習期間を開始することを見込んでいるという。

すべてがうまくいけば、タゴヴァイロアがシーズン第8週――故障者リザーブ(IR)から復帰する資格を得る最初の週――に行われるアリゾナ・カーディナルス戦で復帰することが期待されているとラポポートはつけ加えた。

現地9月12日、タゴヴァイロアはシーズン第2週に行われたバッファロー・ビルズ戦で脳しんとうを発症。タゴヴァイロアはそこで、2022年シーズン中に2回脳しんとうを起こして以来、初めて脳しんとうの診断を受けた。

ラポポートによれば、短期的および長期的な将来について慎重に考えるための十分な時間をとったタゴヴァイロアは、自身とその家族がプレーを続けるという決断を下すのに役立つよう、数えきれないほど多くの専門家や医師の意見を聞いてきたという。

ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルは先週に、タゴヴァイロアが2024年シーズン中に復帰することを期待していると語った一方で、医療専門家の協力を仰ぎつつ、26歳のタゴヴァイロアの健康を引き続きフットボールに関するすべての決定の最優先事項としている。

マクダニエルHCは月曜日に「ワクワクすることに、彼が今年にフットボールをプレーすると私は信じている。彼がするかしないかについて、あれこれと考え込んだりはしない。そういった質問がいかに良くないものか、これまでの状況を通じて学んだからだ。正しい問いとは、完全に、100%、人間に向けられるものであり、結果として、その選手に向けられるものだ」とコメント。

過去にも脳しんとうを経験してきたことを踏まえると、タゴヴァイロアの復帰は単に脳しんとうプロトコルをクリアすればいいというものではない。練習場に復帰することは、そのプロセスにおける大きな一歩となるが、その経過は厳しく観察されることになるだろう。

シーズン第6週のバイウイークを経て、ドルフィンズ(2勝3敗)は現地20日(日)【日本時間21日(月)】に敵地で行われるインディアナポリス・コルツ戦で再び試合に出場する。その後、順調にいけば、フランチャイズQBを司令塔に据えて試合に臨むことができるようになるだろう。

【RA】