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肩負傷のタイタンズQBレビスは週ごとの観察、ビルズ戦ではQBルドルフが先発へ

2024年10月20日(日) 10:22


テネシー・タイタンズのメイソン・ルドルフ【Kevin Sabitus via AP】

驚くべきクエッショナブル指定により、テネシー・タイタンズの1番手クオーターバック(QB)が不在になる可能性が示されている。

現地19日(土)、ウィル・レビスが右肩の負傷によって日曜日に行われるバッファロー・ビルズ戦でインアクティブになる見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。つまり、先発はメイソン・ルドルフが務めるということだ。

NFLネットワークのイアン・ラポポートは、レビスがグレード2の肩鎖関節捻挫に見舞われており、週ごとの観察の対象となっているため、1試合以上を欠場する可能性があるとつけ加えている。

レビスは日曜日の試合に向けた準備として水曜日に制限付きで練習に参加。しかし、シーズン第4週に行われたマイアミ・ドルフィンズ戦で肩を痛めたレビスは、木曜日に前週と同様に練習にフル参加した後、肩を休める可能性が高いと見られるようになった。

金曜日にはレビスのみが再び制限付きで練習に参加し、その後、週末に向けてクエッショナブルの指定を受けている。

シーズン第5週のバイウイークで回復を図ったレビスは、特に指定を受けることなくコルツ戦に臨み、結果としては20対17で敗れた。レビスはそこで27回のパスを投げて成功率59.3%、95パスヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回という数字にとどまり、一貫性のなさが再び浮き彫りになっていた。

コルツ戦を経て、レビスのシーズン通算成績は699パスヤード、タッチダウン5回、インターセプト7回、パサーレーティング70.7となり、成績は1勝4敗となっている。

ルドルフは日曜日に初めてタイタンズの一員として先発を務めるが、マンデーナイトフットボールのドルフィンズ戦でレビスが離脱した際に試合に出場した。ルドルフは最終的に31対12で勝利したドルフィンズ戦で、パス17回中9回を成功させて85ヤードを記録している。

3週間前にリリーフとして出場した際に派手な活躍を見せたわけではないものの、ルドルフはボールを守ること――レビスがこれまでのところ証明できていないこと――ができ、そのおかげでチームはランニングバック(RB)トニー・ポラード主導のランゲームを展開することができた。

そうした保守的なアプローチは、得点ランキングで6位につけている相手との対戦で得点を追う必要があるビルズ戦にはふさわしくないかもしれない。また、より多くパスを投げる機会が与えられた場合に、ルドルフがワイドレシーバー(WR)のディアンドレ・ホプキンスやカルビン・リドリー、タイラー・ボイドといったターゲットとどのように連携するのかも分からない状態だ。

それでも、タイタンズは29歳のバックアップQBがまた勝利で試合を締めくくる方法を見つけることを願うしかない。次戦に敗れれば、タイタンズはわずか6試合で5敗という厳しい状況に直面し、プレーオフ進出の可能性を模索するだけでも巨大な壁を乗り越えなければならなくなるだろう。

タイタンズ(1勝4敗)とビルズ(4勝2敗)の試合は日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間21日(月)2時】から始まる予定だ。

【RA】