ロサンゼルス・ラムズにとって今シーズンの転換期になり得る可能性のある試合に、クーパー・カップの姿はない。

オールプロ選出経験のあるワイドレシーバー（WR）カップは現地20日（日）に対戦するラスベガス・レイダースとの試合を前に正式にインアクティブとされ、ハイアンクルスプレインによる欠場は4試合目を数えることになった。

カップは1週間を通して制限付きながら練習に参加しており、金曜日の時点で試合出場ステータスはクエッショナブルだった。ヘッドコーチ（HC）を務めるショーン・マクベイは最終的な判断を試合に近いタイミングで下すことになりそうだと明かしていたが、結果、この決断は低迷するラムズにとって朗報とはいかなかった。

1勝4敗のラムズは目下、NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）西地区でライバルたちを見上げる立場にあり、シーズン第7週を迎えてNFC内で複数の勝利数を挙げていないチームは他にカロライナ・パンサーズしかいない。

とりわけ強豪デトロイト・ライオンズをオーバータイムに持ち込んだ開幕戦で、カップが16回のボールタッチで120ヤードと1タッチダウンを記録するなど止められない勢いを誇ったことを考えれば、ラムズにとってもカップにとっても期待していたシーズンとは程遠い状態だ。

カップはシーズン第2週のアリゾナ・カーディナルス戦の前半で足首を捻挫、その時点ですでに故障者リザーブ（IR）入りしていたプカ・ナクアらに加わる格好となった。

カップ不在の中、ラムズはシーズン第3週にサンフランシスコ・49ersを下して勝利を収めたものの、その後はシカゴ・ベアーズとグリーンベイ・パッカーズに1ポゼッション差で連敗している。

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