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ペイトリオッツHCメイヨ、ジャガーズに敗れた自チームを「軟弱なフットボールチーム」と酷評

2024年10月22日(火) 11:38


ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ジェロッド・メイヨ【AP Photo/Jed Jacobsohn】

ニューイングランド・ペイトリオッツの新任ヘッドコーチ(HC)ジェロッド・メイヨは、現地20日(日)にロンドンで行われた試合でジャクソンビル・ジャガーズに32対16で敗れた自チームを酷評した。この敗戦でペイトリオッツは6連敗を喫している。

「見ての通り、非常に残念な試合だった」とメイヨHCはチームの公式サイトで語った。

「序盤は良いスタートを切ったが、全体としてわれわれは軟弱なフットボールチームだと言わざるを得ない。強いチームの条件は、ボールをランで運び、相手のランを止め、キックをカバーできることだが、今日はそのどれもできなかった。相手がほぼ試合全体を通してボールを支配していた。ラン攻撃では平均4.5ヤード以上稼がれた。それに対してこちらのラン攻撃の具体的なヤード数は分からないが、良い数字ではなかっただろう。戦略を見直す必要がある。ここで落ち込んでいるひまはない。試合をしっかりとまとめ上げていかなければならない」

ペイトリオッツは最初の2回のポゼッションで得点し、10対0とリードを奪ったものの、そこから総崩れとなった。一方でジャガーズは25連続得点を記録し、試合の最後の38点中32点を挙げている。

ペイトリオッツのラン攻撃は合計15回でわずか38ヤード。クオーターバック(QB)ドレイク・メイがキャリー3回で稼いだ18ヤードを除くと、ランはキャリー12回で20ヤード、平均わずか1.6ヤードとさらに厳しい結果となる。対するジャガーズは、先発ランニングバック(RB)トラビス・イーティーエン不在にもかかわらず、キャリー39回で171ヤードを獲得している。

オフェンスとディフェンスのいずれの戦線でも決定力に欠いていることが、メイヨHC率いるペイトリオッツの大きな課題となっている。脆弱なオフェンシブラインに問題があることは予想されていたが、今季のディフェンスのパフォーマンスが、メイヨHCにとってさらに深刻な悩みの種となっている。

チームが「軟弱」である理由について聞かれたメイヨHCはこう答えた。

「正直なところ、よく分からない。そのことについてはじっくりと考えなければならない。帰りの長いフライトで考えてみる。突然、何か違うことをやり始めたわけではないのに、軟弱なチームになってしまった。選手たちのメンタリティを取り戻す必要がある」

一晩考えた末、メイヨHCは月曜日に自分のチームを「軟弱」と評した発言を改めて強調した。

「フィールド上でのわれわれは軟弱だった。今は弱気なプレーをしている」とメイヨHCは述べている。

「この状況を変えられる選手たちがチームにいるか? 100%いると思っている。でも、それにはハードワークが必要だ」

フットボール選手にとって、自分のプレーを「軟弱」と評されることは最も侮辱的な言葉のひとつと言えよう。メイヨHCがシーズン7試合目にしてこのような評価を下したことは、ペイトリオッツの再建がいかに大掛かりなものかを物語っている。

今回の敗戦で6連敗となったペイトリオッツは、現オーナーのロバート・クラフトがチームを買収する前年の1993年シーズン第7週から14週にかけて記録した7連敗以来の不振に陥っている。

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