クリーブランド・ブラウンズに新しいバックアップクオーターバック（QB）がやってくる。

現地22日（火）ブラウンズがカンザスシティ・チーフスの練習生だったQBベイリー・ザップと契約すると、『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが状況を知る人物の話を元に伝えた。

この動きに先立って、QBデショーン・ワトソンがシーズンに終止符を打つアキレス腱のケガを負っている。日曜日にシンシナティ・ベンガルズに敗れた試合ではQBドリアン・トンプソン-ロビンソンも指を負傷し、ステータスが安定していない。シーズン第8週に予定されたボルティモア・レイブンズ戦にはQBジェイミス・ウィンストンの先発が見込まれ、トンプソン-ロビンソンが出場可能ではない場合、ザップがバックアップになるだろう。

2022年NFLドラフトの4巡目で指名されたザップは、ニューイングランド・ペイトリオッツで2シーズンを合わせて先発8回を含む14試合に出場してきた。ザップは何度かエネルギーや爆発力、フィールドをいっぱいに使う意思を見せてきたものの、一方でタッチダウン11回に対してインターセプトを12回喫している。ペイトリオッツはヘッドコーチ（HC）ジェロッド・メイヨの元でクオーターバックポジションを完全に一新し、取り残された存在になったザップは開幕前にリリースされた後、チーフスの練習生となっていた。

少なくとも、低迷するシーズンの立て直しを図るブラウンズのケビン・ステファンスキーHCは、ザップを擁することで先発の経験があるベテランバックアップを手にすることになる。

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