ハムストリング負傷のバッカニアーズWRエバンス、バイウイークが明けるまで離脱の見込み
2024年10月23日(水) 09:06タンパベイ・バッカニアーズからは負傷者が相次いでいる。
バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズが現地22日(火)に報道陣に対し、月曜日に41対31で敗れたボルティモア・レイブンズ戦でハムストリングを負傷したワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスは、シーズン第11週のバイウイークまで離脱する可能性が高いと明かした。
エバンスはレイブンズ戦に出場する際、すでにハムストリングの問題を抱えており、前週の木曜日と金曜日には練習を欠席していた。しかし、土曜日には制限付きで練習に参加し、月曜夜の試合に向けては特に指定を受けていなかった。
5度のプロボウル選出を誇るエバンスはバッカニアーズの最初の攻撃で、キャリア通算100回目のタッチダウンレシーブを記録。しかし、今回の試合で唯一のキャッチを決めたそのプレーの後は苦しそうに見え、第2クオーターに再びタッチダウンレシーブを試みた際に痛みに苦しめられ、そのまま退場することになった。
想定されている回復時期から判断すると、エバンスは少なくとも来週に控えているNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区のライバルであるアトランタ・ファルコンズとの試合を欠場することになる。また、それに続いて予定されている、昨季のスーパーボウル出場チームであるカンザスシティ・チーフスやサンフランシスコ・49ersとの試合も欠場することになりそうだ。
7週間を通して、エバンスはレシーブ26回で335ヤードを記録し、タッチダウンキャッチ数(6回)ではリーグトップタイにつけている。仲間のWRクリス・ゴッドウィンは現在、レシーブ数(50回)でリーグトップに立っているが、エバンスよりもさらに長い離脱が見込まれている状態だ。ゴッドウィンはバッカニアーズが逆転勝利を試みるも失敗に終わったレイブンズ戦で、試合終了まで残り約1分のところでシーズン終了につながる足首の脱臼に見舞われた可能性がある。
ファルコンズと並び、4勝3敗で地区内首位に位置しているバッカニアーズは、しばらくの間、チームのトップ2レシーバーを欠いた状態で勝利を目指さなければならない。
ドラフト3巡目で指名された新人WRジェイレン・マクミランはより多くの仕事を任されるようになるだろう。今季、マクミランはレシーブ6回という記録にとどまっているものの、スロットにおけるゴッドウィンの代役として最も適した存在と見られている。トレイ・パーマーやスターリング・シェパードに加え、タイトエンド(TE)ケイド・オットンにも、エバンスの負傷によって生じた穴を埋めることが期待されるはずだ。
わずか数クオーターで、得点ランキングで4位につけているバッカニアーズ攻撃陣の展望は大きく変わってしまった。
キャリア最高の滑り出しを切ったクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドも、タッチダウンパス数(18回)でリーグトップにつけているが、自身とチームが前進していく中でその勢いを維持するには、多くの課題に直面することになるだろう。
【RA】