ディッグス不在のWR陣について語るテキサンズHCライアンズ
2024年10月31日(木) 15:25ステフォン・ディッグスがシーズン終了につながる膝のケガに見舞われ、ニコ・コリンズがハムストリングの問題で欠場を続けていることにより、ヒューストン・テキサンズの他のワイドレシーバー(WR)に注目が集まっている。
先発組の中で現在も健在なのはタンク・デルだけだ。ザビエル・ハッチンソンやジョン・メッチー三世、ベテランのロバート・ウッズは今後、出場機会が増えるだろう。
現地11月5日(火)の期限を前に、トレードによる補強が行われる可能性はあるものの、ヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズは既存のメンバーに自信を持っているようだ。
ライアンズHCは去る日曜日に勝利したインディアナポリス・コルツ戦について「前回の試合で際立っていたのは、ハッチやメッチー、その他の選手たちがそれぞれ1対1の機会をものにしていたことだ」と述べている。
「ハッチは倒れ込みながら難しいキャッチに成功したし、メッチーは予定通りにいかなかった場面で成功する方法を見つけ出して素晴らしいキャッチを決めてくれた。私たちが求めているのは、1対1を制し、決めるべきプレーをしっかりと決めることだけだ。みんながチームとして一丸となってやれば、うまくいくはずだ」
ディッグスがいない状況では全員が力を合わせるべきだという考えに、デルは同意している。
『KPRC』のアーロン・ウィルソンによると、デルは「スター選手の1人を失ったら、みんなが頑張らないといけない」と語ったという。
「たとえ自分がスター選手の1人だったとしても、さらに力を発揮して成果をあげなきゃいけない。自分たちにはその能力が十二分にあると確信している。だから、試合に出てプレーを実行するつもりだ」
コリンズが欠場している限り、デルのターゲット数は増えると見られている。
ライアンズHCは火曜日に25歳になったばかりのデルについて「タンクはタンクらしくいるだけでいい。タンクは大学で爆発的な選手だったし、うちでもその爆発力を発揮してくれている。だから、タンクはタンクらしくあるべきだ。お誕生日おめでとう、タンク」とコメントした。
コリンズは直近の3試合を欠場したにもかかわらず、現在もレシーブヤード(567ヤード)でチームトップに立っている(シーズン第5週を終えた時点ではNFL全体のトップ)。ディッグスは現在、レシーブ数(47回)でチーム内1位、タッチダウンレシーブ数(3回)で1位タイ、レシーブヤード(496ヤード)で2位につけている状態だ。残された健康なレシーバーの中で最も生産性の高い選手はデルで、これまでにレシーブ24回で229ヤード、タッチダウン2回を記録している。
木曜日のプライムタイムに行われるニューヨーク・ジェッツ戦を前にディッグスを失ったテキサンズは、2シーズン連続でワイドレシーバーが大きなケガに見舞われた後にジェッツ戦に臨むことになっている。昨シーズンは第14週にジェッツ戦を控える中、デルが第13週に腓骨を骨折。当時のジェッツ戦はクオーターバック(QB)C.J.ストラウドにとって最悪の試合となり、パス23回中10回成功、91ヤードという数字にとどまった。
コリンズがシーズン第10週に復帰する見込みだと報じられている中、テキサンズはハッチンソンやメッチー三世がこれまで以上に活躍してくれることを期待して、木曜日の試合を乗り切らなければならない。
「私はチームの現状にワクワクしている」と述べたライアンズHCはこう続けた。
「現時点で6勝2敗の成績を収めていることに興奮している。ご指摘の通り、これから多くの試合が控えているが、私たちは好調なスタートを切ることについて話し合ってきて、実際にそうすることができた。オフェンスであれ、ディフェンスであれ、スペシャルチームであれ、私たちのチームはさまざまな形で勝つ方法を見つけてきた。チームの各分野が力を発揮し、試合に勝てるようにプレーしてくれたから、自分たちの現状にワクワクしている。これから先のことも楽しみにしているし、正しい方法で進め続けていく」
【RA】