ジャガーズQBローレンスが重度の左肩肩鎖関節捻挫でバイキングス戦欠場
2024年11月11日(月) 02:09ジャクソンビル・ジャガーズのシーズンにこれ以上のフラストレーションはないと言えるがごとく、クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスのステータスに暗雲が立ち込めている。
情報筋によると、ローレンスは現地10日(日)に控えるミネソタ・バイキングス戦を欠場するとのことで、マック・ジョーンズがジャガーズでの初先発に挑む予定だという。ジャガーズのヘッドコーチ(HC)を務めるダグ・ペダーソンは金曜日の時点で、ローレンスの欠場とジョーンズの先発になる「傾向」があると明かしていた。
ニューイングランド・ペイトリオッツの元先発クオーターバックとして期待されながらも挫折を味わったジョーンズにとっては巻き返しのチャンスだ。ただ、ローレンスにとっては今回の欠場が長い失望の期間の始まりになるか否か、まだ不明だ。
情報筋の話によれば、ローレンスが抱えているのは左肩のみに影響をきたす重度の肩鎖関節捻挫とのこと。このケガは投球や単純な機能を難しくさせる可能性がある。前戦は離脱することなく、パフォーマンスも好調だったにもかかわらず、だ。ローレンスが負傷したのはジャガーズが28対23でフィラデルフィア・イーグルスに敗れた試合の第2クオーターでヒットを受けた場面だったが、ローレンスはその後もプレーを続けている。
また、現状のプランは休養とリハビリではあるものの、情報筋はローレンスが手術を受ける可能性もあると指摘している。チームは日毎の経過観察だとしているが、週単位の方が正確な表現と言えよう。ローレンスが今後の試合に出場するかどうかにかかわらず、このケガによって数週間は制限されることになるだろう。
それでも選択肢はある。
同様のケガを負って手術を受けた選手もいる。昨年で言えばアンソニー・リチャードソンがそうだ。ただし、リチャードソンの場合は投球側の肩を治すためだった。他の選手たちはシンプルに管理することで、問題なくキャリアを通じてプレーしている。とはいえ、自然治癒は難しいかもしれない。
一方、チャンスがめぐってきたのがジョーンズだ。
このオフシーズンにペイトリオッツからトレードでジャガーズ入りしたジョーンズはジャクソンビルやチームのシステムおよびコーチたちがお気に入りだと明かしている。ペイトリオッツ時代の苦しい時期を経て、この半年は自信を取り戻すために費やしてきた。かつての自分を取り戻そうと、今夏はテキサスでQBコーチのジョー・ディッキンソンと懸命に取り組んだ。
ジョーンズは今、それらすべてを生かすチャンスを手にしている。
ペダーソンHCは8日、「私は(ジョーンズに)かなりの自信を持っている。非常にハードに、非常にしっかりと準備するタイプだ。賢い子だと思う。プレシーズンのことを思い出してみてほしい。彼の取り組みを。準備などを含め、彼のプレー具合を思い出してみてほしい。彼はきっと大丈夫だ。大暴れしてくれるさ。いわば、ホームゲームに地元の観衆、地元のファン、彼の仲間たちがいるんだからね」と述べた。
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