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ベンガルズHCテイラー、WRチェイスの試合後の「感情的な」発言を問題視せず

2024年11月21日(木) 11:26


シンシナティ・ベンガルズのジャマール・チェイス【AP Photo/Jeff Dean)】

シンシナティ・ベンガルズのヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーはワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスが現地17日(日)にロサンゼルス・チャージャーズに敗れた後に行った発言を耳にしたが、スター選手が自身のプレーコールを批判したことについて問題視していない。

『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』によると、テイラーHCは火曜日に「彼は感情的な選手だし、あれだけ懸命に取り組んで、フィールドで全力を尽くしている選手がいると、“悪い意味にとる”とは言いたくないのだが、物事が実際とは異なる形で見えることはあると思う」と述べたという。

「彼はこれまでに出会った中で最も誠実な選手の1人だし、正直で洞察力があり、チームのために全力を尽くしてくれる選手だ。彼らのように懸命に取り組んでいる選手たちが試合後に感情的に話したり、情熱を込めて話したりしていても、私は何も問題を感じない」

チャージャーズに34対27で敗れた後、チェイスはベンガルズが今季に試合を最後まで戦いきれていないことについて質問を受けた。それに対し、コーチ陣に質問をするよう促したチェイスはこう話している。

「ザックに聞いてくれ。コーチたちに聞け。それは俺の仕事じゃない。俺はフィールドでフットボールをする。プレーコールをするわけじゃない」

プレーコールを担当しているテイラーHCは、試合後のチェイスの発言について心配していないとし、次のように述べている。

「彼とはしっかりと考えが一致しているし、彼の努力に感謝している。試合後に感情的になることはあるが、それはそういうものだ」

長年にわたり、ベンガルズの選手たちはチームの失敗についてテイラーHCを非難することをためらってこなかった。テネシー・タイタンズに移籍する前にベンガルズでプレーしていたWRタイラー・ボイドも、数年前に同様の発言をしている。そうした批判的な意見を気にしていないテイラーHCは、異議を唱えるのは健全なことであり、単に勝ちたいという欲求から生まれるものだと述べている。

「選手との関係がないわけじゃないからね」とテイラーHCは語った。

「それは、選手たちが成功を収めるのに最適な状況に置くために私たちが積極的にやっていることだ。そして、私たちはジャマールに対してそれができていると確信している。彼はあらゆるカテゴリーでトップに立っている。私たちは意識的に彼を試合に関与させ、常に重要な役割を果たせるようにしている」

「彼とゲームプランや彼の起用法について話すのはいつだって大好きだ。彼は大きな成長を遂げたと思う。キャプテンを務めているわけではないが、多くの面でキャプテンのように振る舞っている。だから、繰り返しになるが、選手が試合後に感情的な反応を見せても、私がそれを非難することはない」

シーズン終盤に差し掛かっている中で、4勝7敗のベンガルズはバイウイークを迎えている。1990年以降、4勝7敗でスタートした158チームのうち、ポストシーズンに進出したのはわずか6チームだけだ。

【RA】