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LBボニートがブロンコス守備陣を強化したジョセフDCを称賛

2024年11月21日(木) 14:19


デンバー・ブロンコスの守備コーディネーター(DC)バンス・ジョセフ【AP Photo/David Zalubowski】

クオーターバック(QB)ボー・ニックス、ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトン、そしてデンバー・ブロンコスのオフェンスは現地17日(日)にアトランタ・ファルコンズに圧勝した後に注目を集めたが、オフェンスが軌道に乗るまでチームを支え続けたブロンコスのディフェンスも称賛に値すると言えよう。

シーズン第12週を迎えるにあたり、ブロンコスは試合平均の被得点(16.6点)と被ヤード(289.4ヤード)でトップ5につけている唯一のチームだ。守備コーディネーター(DC)バンス・ジョセフが率いるユニットは両カテゴリーで3位につけている。

このまま好調を維持できれば、8年連続でポストシーズン進出を逃している状況を打破する可能性が大いに高まるだろう。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、過去30年間で試合平均被得点と試合平均被ヤードの両方でトップ3としてシーズンを終えたチームは44チームあるという。そして、そのすべてがプレーオフ進出を果たし、そのうち19チームが少なくともカンファレンスチャンピオンシップゲームに進出している。

火曜日、『NFL Network(NFLネットワーク)』の『The Insiders(ジ・インサイダーズ)』に出演したブロンコスのラインバッカー(LB)ニック・ボニートは昨シーズン序盤の苦境からチームを立て直したジョセフDCの手腕を高く評価した。

ボニートは「ああ、あの試合のことだ。ああいうこと(70得点を許した2023年のマイアミ・ドルフィンズ戦)が起こって、もちろん俺たちも選手として、あの時点でV.J.のためにもっとやらなきゃいけないって認識していた」と話している。

「彼は俺たちを素晴らしい状態に導いてくれていたから、あとは俺たちがもっとちゃんと努力や誠実さを見せるだけだった。だから、彼が指導を続け、外からの雑音を遮断してくれたことに敬意を表したい。どう見ても今、俺たちはたくさんの成功を収めているし、彼は素晴らしいコーチだ。前向きな考え方を持たせてくれる素晴らしいコーチだ」

ボニートやディフェンシブエンド(DE)ザック・アレン、LBジョナサン・クーパーが前線で大混乱を引き起こし、パトリック・サーテイン二世とライリー・モスのコーナーバック(CB)コンビが相手レシーバーを封じ込める中、ブロンコスのディフェンスは脅威となっている。ブロンコスのチームとしてのサック数は39回とNFLで最も多く、1984年に樹立されたフランチャイズ記録(57回)を更新するペースにある。

11試合を終えた時点のサック数(9回)でNFL内同率2位につけているキャリア3年目のボニートは、そうしたチャンスを広げてくれたチームメイトに感謝している。

サックについて「ああ、それはみんなの協力によるものだ」と語ったボニートはこう続けた。

「もちろん、それはコーチングスタッフから始まる。彼らは毎週、素晴らしいゲームプランを与えてくれる。試合に出てプレーし、最高の成功を収められるようにしてくれているんだ。それから、一緒にラッシュしているザック・アレンやジョン・フランクリン-マイヤーズ、ジョナサン・クーパー、それからベンチから出てくる選手たちも、一緒にうまくラッシュしてくれている。もちろん、バックエンドのおかげで楽になっている部分もある。だから、それは単にチームで力を合わせた結果だ」

ブロンコスでの成功により、ジョセフDCが再びヘッドコーチ職を手に入れる可能性が高まっている。ブロンコスを好転させたことを踏まえると、それは当然の機会だ。

ボニートはジョセフDCがHC職を手に入れることについて「とても悲しくなると思うけど、彼が自分のためにより多くの機会を得ることが分かれば、間違いなくうれしくなるだろう」とコメント。

「多くの選手にとってもそうだと思う。彼がそういう機会を得て、彼の名前がそういう話題に上ることが分かったら、本当にうれしくなるはずだ」

ブロンコスは第50回スーパーボウルで優勝してから8シーズンにわたってプレーオフ進出を逃しており、これはNFL史上、スーパーボウル制覇後に続く最長のプレーオフ未進出期間となっている。ディフェンスが相手を圧倒し、ペイトンHC体制下で初めてオフェンスがうまく機能し始めたことで、その期間もついに終わるかもしれない。

【RA】