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コロラド大QBサンダースが2025年のイースト・ウエスト・シュラインボウル参加へ

2024年11月21日(木) 14:53


コロラド大学のシェデール・サンダース【NFL】

現地20日(水)、コロラド大学のクオーターバック(QB)シェデール・サンダースが2025年のイースト・ウエスト・シュラインボウルへの参加を正式に表明ことを、大会側が発表した。

プロフットボール殿堂入り選手であり、コロラド大学のヘッドコーチを務めるディオン・サンダースを父に持つ22歳のサンダースは、今シーズンに3,222ヤードを投げ、タッチダウン27回とインターセプト7回を記録。パス成功率はキャリア最高の72.9%に達している。さらに、ランでもタッチダウンを4回決めるなどの活躍を見せ、大学4年生のサンダースは8勝2敗のチームをビッグ12で6勝1敗の好成績に導き、拡張されたカレッジフットボールプレーオフに進むことを目指している。

100回目の節目を迎えるシュラインボウルは、シニアボウルと並び2025年のNFLドラフトに向けて注目を集める2大オールスターゲームのひとつ。シュラインボウルの試合は現地2025年1月30日(木)にテキサス州アーリントンにあるダラス・カウボーイズの本拠地、AT&Tスタジアムで開催される。試合に先立ち、1週間の練習期間が設けられる。

身長約185cm、体重約90kgのサンダースは、2025年ドラフトクラスの中でも特に期待されるQBプロスペクトのひとりだ。近年のシュラインボウルで参加する選手の中でも、ひときわ注目を集める存在と言える。サンダースの家系や持ち前のタフネス、ジャクソン州立大学とコロラド大学での安定した成績、そしてキャリア通算69.6%の高いパス成功率が強みだ。また、通算124回のタッチダウンパスに対して、わずか24回のインターセプトしか喫していない。

一方で、エリート級には及ばない腕力や体格、そして時折ボールを持ちすぎる癖が懸念材料とされている。NFLでフランチャイズQBを務める器があるかどうかを見極めるため、シュラインボウルの練習期間を利用してサンダースの性格面を評価しようとするチームも出てくるだろう。

2025年のNFLドラフトは4月24日(木)からウィスコンシン州グリーンベイで開幕される。

【R】