カーディナルスSブッダ・ベイカーが3年82億円で契約延長
2024年12月18日(水) 11:30アリゾナで新時代が急速に始まりつつある中でも、カーディナルスの堅牢な守りとしての役割を担ってきた1人の選手は、これからもチームにとどまるようだ。
アリゾナ・カーディナルスのセーフティ(S)ブッダ・ベイカーが、在籍期間を2027年シーズン末まで延ばす3年契約に合意したと、チームが現地18日(火)に明かした。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによれば、ベイカーは5,400万ドル(約82億9,952万円)を手にし、うち3,000万ドル(約46億0,897万円)が保証されるという。
シーズンあたり1,800万ドル(約27億6,605万円)という数字によって、ベイカーの報酬は現在よりも年平均でおよそ400万ドル(約6億1,468万円)アップする。この年平均額はセーフティの中で4番目に高い。
28歳のベイカーは6度のプロボウラーであり、キャリア8年目にして今もトップレベルのパフォーマンスを見せている。
2017年NFLドラフトの2巡目で指名を受けたベイカーは、新人時代に先発ラインアップに加わって以降、第一線での活躍を続けてきた。
2年連続でプロボウルに選ばれた形で今季を迎えたベイカーは、現在、ソロタックル88回でリーグトップに立つとともに、タックル計142回をマークしており、キャリアハイまであと5回に迫っている。7勝7敗のシーズンで、カーディナルス守備陣を代表するベテランリーダーであるベイカーは、サック2回とパスブレイクアップ3回も記録した。
2023年春の時点で、アリゾナにおけるベイカーの未来は、良く言っても難しい状況だった。ジェネラルマネジャー(GM)モンティ・オッセンフォートとヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンの体制下で、ベイカーはトレードを要請していた。
それが実現することはなく、ベイカーはギャノンとオッセンフォートが構築するフランチャイズにとどまっている。
2027年までの残留が決まった今、これがベイカーの最後の契約になる可能性はある。その意味で今回の契約は、ベイカーがそのセンセーショナルなキャリアをカーディナルスでまっとうすることにつながるかもしれない。
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