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LBパーソンズのトレードが「組織内で持ち上がったことは一度もない」とカウボーイズのジョーンズオーナー

2024年12月19日(木) 15:06


ダラス・カウボーイズのマイカ・パーソンズ【AP Photo/Matt Patterson】

ダラス・カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズが、ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズに関する憶測を一蹴した。チームがこのスター選手をトレードするつもりは一切ないという。

現地17日(火)、ジョーンズは毎週出演しているラジオ番組『105.3 The Fan(105.3ザ・ファン)』で、パーソンズの将来に関するうわさを完全に否定した。

「マイカ・パーソンズと未来を共にしないという話が、この組織内で持ち上がったことは一度もない」とジョーンズは述べている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは日曜日に、カウボーイズがクオーターバック(QB)ダック・プレスコットとワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムとの高額契約を確定してから、他のトップ選手の契約を見直す計画だと報じた。

カウボーイズの上級副社長を務めるスティーブン・ジョーンズは、ラポポートに対し次のように語っている。

「もちろん、われわれはダックとシーディーを最優先に考えている。その上で、マイカも含めたチーム全体の形を整える必要がある。マイカは素晴らしい選手だ。彼のような選手を手放してこのリーグで成功することは難しい」

この発言が曲解され、カウボーイズがパーソンズをトレードして大型契約を避ける可能性があるとの憶測が広がった。ジョーンズはその後、この発言がパーソンズのトレードを検討していることを意味するものではないと改めて説明した。

それにもかかわらず、カロライナ・パンサーズと対戦した日曜日の試合後に、パーソンズ自身もこの可能性についてコメントを求められた。

「この業界の仕組みは理解している」とパーソンズは述べている。

「このビジネスでは、このチームにいようが他に移ろうが、恨みっこなしだ。俺はここにいたいと明言してきたけど、最終的にはビジネスの問題だ。自分はたくさん努力してきたし、ハードにプレーしている。もし双方が条件で折り合えないなら、そうなることもある。でも、今はここにいることに幸せを感じているし、その間は全力でプレーするつもりだ。この先5年、6年ここにいるなら、その間も変わらず全力を尽くす。どこにいてもその姿勢は変わらない。マイカは全力でプレーし続ける」

カウボーイズの選手たちが巨額の契約を結ぶかどうか、次のオフシーズンもその話題が絶えないだろう。特に注目されるのは、パーソンズの契約が3,000万ドル(約46億5,150万円)から4,000万ドル(約62億200万円)の間でどこに落ち着くかだ。現在、エッジラッシャーの中で最高額を誇るディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサは、年間3,400万ドル(52億7,170万円)の契約を結んでいる。

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