タゴヴァイロアの欠場濃厚なドルフィンズ、先発QBにハントリーを予定して準備中
2025年01月04日(土) 05:09マイアミ・ドルフィンズはプレーオフ進出の望みをつないでシーズン第18週を迎えるが、必勝のレギュラーシーズン最終戦をエースクオーターバック(QB)不在で戦うことになりそうだ。
ヘッドコーチ(HC)を務めるマイク・マクダニエルが現地3日(金)に報道陣に明かしたところによると、腰を痛めているQBトゥア・タゴヴァイロアがサンデーゲームのニューヨーク・ジェッツ戦に出場する可能性は低く、代わりにタイラー・ハントリーが2試合続けて先発QBとして出場する方向で準備しているとのこと。
「スヌープ(ハントリーの愛称)が先発するつもりで臨む。(前)週のアプローチはなかなかスマートだったように思う。トゥアが出場する可能性は低いと見ている」と述べたマクダニエルHC。
ハントリーはクリーブランド・ブラウンズと対戦したシーズン第17週に先発し、ドルフィンズをランでリードするとともにオフェンス全体にパワーを与え、20対3で勝利に導いた。試合はスコアが示すほど楽な展開ではなかったものの、以前にタゴヴァイロアの代役を務めた時よりも、ハントリーのプレーが顕著に改善されたことを示す試合であり、おそらくはマクダニエルHCのオフェンスを学び、練習する時間が増えた結果と言えよう。
マクダニエルHCはハントリーが対ジェッツ戦でその役目を全うできると信じる理由を有しているようで、それがタゴヴァイロア出場の可能性をほとんど残していない理由でもある。それでも、以前にも股関節に重傷を負うなど既往歴のあるタゴヴァイロアの負傷は新たな注目事項として懸念が残っている。
マクダニエルHCが説明しているように、ドルフィンズがタゴヴァイロアの起用をプッシュしないのは現時点でパフォーマンスを発揮できるほど強くないからだと言える。仮にこれがスーパーボウルだったとしても、タゴヴァイロアのステータスは不透明だっただろう。
マクダニエルHCは「打撲は痛みに対する耐性のようなものだろう。おそらくトゥアはただの痛みであってくれと願っていただろうと思う。文字通り、われわれが求めることに対応できる力を持てるかどうかであり、適切に対応しなければ深刻なケガから彼の身を守ることができなくなる。これが打撲だと言うつもりはないが、股関節に起因する特有の筋肉の問題だ」とも話している。
ドルフィンズにとって今週末のベストシナリオは勝ち星を手に入れ、デンバー・ブロンコスが敗北――これによってドルフィンズのプレーオフ進出がかなう――し、エースクオーターバックが楽観できる状態であることだ。それ以外は失望の結果となり得る。
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