テキサンズが2試合に出場したWRジョンソンを放出
2025年01月15日(水) 10:03ワイドレシーバー(WR)ディオンテ・ジョンソンの2024年の物語が新たな展開を迎えている。
現地14日(火)、ヒューストン・テキサンズがジョンソンをウェイバーにかけたと発表。
その動きが発表された後、テキサンズのヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズは火曜午後に「残念ながらディオンテとはうまくいかなかった。われわれは(カンザスシティ)チーフス戦に向き合う」と簡潔に述べている。
トレードで加入したカロライナ・パンサーズの一員として2024年シーズン開幕を迎えたジョンソンは、クオーターバック(QB)の交代があった中でも、パスゲームでトップターゲットとして活躍。7試合でターゲット58回、キャッチ30回、357ヤード、タッチダウン3回を記録し、2024年のトレード期限を迎える頃には魅力的なターゲットとしての価値を十分に証明していた。
その結果、ジョンソンはボルティモア・レイブンズに移籍。レイブンズはレギュラーシーズンの後半に差し掛かる中、若手中心のWR陣にベテラン選手を加えることを目指していた。しかし、その結果は正反対となり、ジョンソンは4試合でわずか1回のキャッチにとどまり、シーズン第13週に行われたフィラデルフィア・イーグルス戦で出場を拒否。それにより、チームはジョンソンに出場停止処分を科し、最終的に12月20日にウェイバーにかけた。
12月下旬、テキサンズはタンク・デルの離脱――2024年シーズンで2番目に痛手となったワイドレシーバーの負傷――を受け、ウェイバーにかけられていたジョンソンをクレーム。ジョンソンはテキサンズの一員として2試合に出場し、ターゲット5回、キャッチ3回、24ヤードを記録したが、チームとの歩みはそこで終わっている。テキサンズはジョンソンがキャッチ1回、12ヤードを記録したプレーオフのロサンゼルス・チャージャーズ戦で勝利を収めた後、火曜日にプロボウル選出経歴を持つジョンソンと決別した。
2025年のオフシーズンを迎えるにあたり、28歳のジョンソンの行動は確実に、フリーエージェントとしての価値を保つ助けにはなっていない。来季に向け、ジョンソンが契約を結ぶことをチームに説得できるかどうかが注目される。
テキサンズは現地18日(土)【日本時間19日(日)】にディビジョナルラウンドで第1シードのカンザスシティ・チーフスと対戦する予定だ。
【RA】