ニュース

スティーラーズ復帰を「計画」しているQBウィルソン、「やるべきことがたくさんある」

2025年01月15日(水) 09:04


ピッツバーグ・スティーラーズのラッセル・ウィルソン【Lauren Bacho via AP】

クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンはフリーエージェント(FA)になる予定だが、3シーズンで3度目の移籍はしたくないと考えているようだ。

ピッツバーグ・スティーラーズの一員としてプレーオフを含めて12試合に先発したウィルソンは、現地13日(月)に報道陣に対してスティーラーズに戻ってくることを望んでいると明かした。

『ESPN』によると、ウィルソンは「それが計画だ」と語り、「ここでのすべてが大好きだし、俺たちは素晴らしいフットボールチームだと思う。もちろん、自分たちが望んでいた終わり方じゃなかったし、まだやるべきことがたくさんある」と続けたという。

ウィルソンは再契約の可能性についてスティーラーズ幹部と話し合っていないと明かしたが、ウィルソンの組織に対する気持ちは明確だ。

復帰の希望をスティーラーズと共有したのかと質問されたウィルソンは「俺がここでプレーするのをずっと望んでいたことは彼らも知っていると思うけど、それはプロセスでもある。まだそういう話し合いはしていないから、まずは話し合って、そこから進めていくつもり」と答えている。

ウィルソンはふくらはぎの負傷により、シーズン最初の6試合を欠場した。その後、スティーラーズのオフェンスを活性化させ、フィールドを縦に使った攻撃を展開。しかし、相手ディフェンスがそれに対処できるようになった途端、スティーラーズの攻撃力は低迷し、シーズン最後の5試合で連敗を喫した。スティーラーズはその5試合ですべて17点未満にとどまり、連続でそのような結果となったのは1969年のシーズン第8週から第13週(6試合連続)以来のことだった。

地区ライバルのボルティモア・レイブンズに惨敗するという結末だったにもかかわらず、ウィルソンは自身のプレー全体について肯定的な評価をしている。

ウィルソンは「俺は良いプレーができたと思っている」とコメント。

「もう少しうまくプレーできたんじゃないかと思う場面もある。正直に言うと、やり直したいプレーが2つあって、1つはカンザスシティ(チーフス)戦、もう1つはレイブンズ戦にあった。その2つのプレー以外はしっかり戦って、全力を出し切れた。もちろん、チームとして必要なときに十分なプレーができていなかったと感じている。欠場するのは本当に嫌だったし、最初の6試合の逃したのは残念だった。自分があんなふうに試合を休むことはないから、残念だったけど、みんなが奮闘する姿を見られて本当に良かった」

13年のキャリアを積んできた36歳のウィルソンは引退を考えておらず、限界を迎えるまでプレーし続けたいという意志を再度強調した。

「できる限り長くプレーし続けるというのが、常に自分の計画なんだ」とウィルソンは話している。

「新人の頃からそう言っている。それが俺の考え方だ。フィジカル的にも、メンタル的にも、感情的にも、とても良い状態だと感じている」

「20年以上プレーしたいなら、それを愛さなきゃいけないし、俺はそのプロセスが大好きだ。そのメンタリティも、チームメイトと競い合うことも大好きだから、ずっとそう計画してきた。だから、プロセスをただただ信じているし、時が来たら話し合うことになると思う」

今オフシーズン、スティーラーズのクオーターバック――ウィルソン、ジャスティン・フィールズ、カイル・アレン――は全員、フリーエージェントになる予定だ。2024年にQB陣を一新したスティーラーズが、2025年に再び再編成するのか、それとも彼らの中から1人以上を呼び戻して再挑戦するのかが疑問となっている。

【RA】