強豪チームに何度も負けたことに苛立つパッカーズ、「チームとして目を覚ます必要がある」
2025年01月15日(水) 13:45グリーンベイ・パッカーズの2024年シーズンは現地12日(日)にフィラデルフィアで幕を閉じた。ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアー率いるチームは、またしても強豪チームを相手に勝利を収めることができなかった。
フィラデルフィア・イーグルスに22対10で敗れたことで、パッカーズのシーズン成績は、勝率が.500を4試合以上上回る相手に対して0勝6敗となった。イーグルス、デトロイト・ライオンズ、ミネソタ・バイキングスにそれぞれ2度敗れた一方、それ以外のチームとの対戦では11勝1敗を記録している(唯一の敗北はシーズン第18週のシカゴ・ベアーズ戦)。
パッカーズは、2025年シーズンに向けて状況を打開するためには、強豪チームとの試合で勝つことが不可欠だと認識している。
チームの公式サイトによれば、ルーキーセーフティ(S)ジャボン・ブラードは「とにかく勝たないといけない」と話しているという。
「強いチームは強いチームに勝つものだ。エリートチームを倒していないのに、自分たちがエリートだなんて思えるはずがない」
「俺たちはこのリーグで良いチームだと思うし、成績もそれを証明している。でも、エリートチームになるには、エリートチームに勝たなきゃならない。俺たちはそれができなかった」
パッカーズはシーズンを通して、トップチームと比較するとワンランク下に見える場面が目立った。その結果、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)第7シードにとどまり、ワイルドカードラウンドで敗退。ハロウィーンより前のシーズン序盤には、当時1勝4敗だったロサンゼルス・ラムズやヒューストン・テキサンズに勝利したものの、シーズン後半は格上の相手に敗れ、劣勢のチームには勝つという展開が続いた。
ディフェンシブバック(DB)キーショーン・ニクソンは月曜日に、「強い相手との大事な試合には勝たなければならない。でも、今年はその重要な試合で勝てなかった」と語っている。
それでも、パッカーズは若く才能豊かな選手を擁するチームであることに変わりはない。プレーオフに進出したチームの中で最も若いロースターを誇るパッカーズにとって、日曜日の悔しい敗戦、とりわけクオーターバック(QB)ジョーダン・ラブがイーグルスの堅固なディフェンスに苦戦した経験は、今後の成長への糧となるだろう。
これからオフシーズンを迎えるパッカーズは、この苦い敗戦の記憶をしばらく引きずるに違いない。
「チームとして目を覚ます必要がある」とタイトエンド(TE)タッカー・クラフトはコメントしている。
「プレーオフ進出だけで満足していないと、みんな口では言うけれど、俺たちはまだそれを行動で示せていない」
「リーダーシップという面で、自分にはやれることがたくさんあると感じている。これが終わりではなく、むしろ来年に向けた長い道のりの始まりだ」
【R】