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【2016年第11週】チーフスの連勝を止めたバッカニアーズが勝率5割に戻す

2016年11月21日(月) 10:24

タンパベイ・バッカニアーズのジェイミス・ウィンストン【AP Photo/Ed Zurga】

現地20日(日)、カンザスシティ・チーフスが本拠地アロウヘッド・スタジアムにタンパベイ・バッカニアーズを迎えた。試合はキッカー(K)ロベルト・アグアヨが42ヤードと36ヤードのキックを含む4回のフィールドゴールを成功させたバッカニアーズに軍配が上がり、19対17でチーフスを下している。バッカニアーズが5勝5敗と勝率を5割に戻した一方、5連勝中だったチーフスは久々の黒星を喫して成績を7勝3敗とした。

最初のドライブで約8分間のポゼッションをマークしたチーフスはクオーターバック(QB)アレックス・スミスが短いパスをつないでバッカニアーズ陣地に攻め込み、フィールドゴールで先制。バッカニアーズもテンポ良く敵陣に進入していくが、QBジェイミス・ウィンストンがファンブルを喫してしまう。これをコーナーバック(CB)スティーブン・ネルソンがリカバーするも、ノーゲインでターンオーバー。ウィンストンのサックは取られたが、ファンブルフォースは記録されていない。攻撃権がチーフスに移って第2クオーターを迎える。

リズムに乗り切れないチーフスをよそに、バッカニアーズが2回のフィールドゴールを記録して逆転。リードを取り戻したいチーフスはQBスミスがワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルに42ヤードパスを通して自陣から一気に敵陣へと前進すると、最後はスミスが自ら切り込んでタッチダウン。11ヤードランを滑り込みで締めくくった。前半終了間際にはKアグアヨが42ヤードのフィールドゴールを成功させたバッカニアーズが1点差に追いつき、10対9で試合を折り返す。

Kアグアヨは後半に入ってすぐのドライブでも36ヤードのフィールドゴールを記録し、バッカニアーズが逆転を果たしている。その後は両チームともなかなか追加点を挙げられず、動きがあったのは第4クオーター半ばを過ぎてからだった。バッカニアーズWRラッセル・シェパードが16ヤードパスをレシーブした後、QBウィンストンがWRセシル・ショーツに2度のショートパスを通すなどしてエンドゾーンに近づき、ウィンストンが放った3ヤードパスを受け取ったタイトエンド(TE)アラン・クロスがタッチダウンを決めている。一方のチーフスもWRアルバート・ウィルソンがタッチダウンをヒットしてバッカニアーズに食らいついたが、反撃およばず2点差で試合が決した。

バッカニアーズQBウィンストンはパス39回中24回成功、331ヤード、1タッチダウンをマークしている。

チーフスQBスミスは31回中24回のパスを成功させて261ヤード、1タッチダウン、1インターセプトだった。