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【2016年第11週】QBウィルソンがTDキャッチ、イーグルスがシーホークスの守備に屈す

2016年11月21日(月) 11:21

シアトル・シーホークスのジミー・グラハム【AP Photo/Stephen Brashear】

現地20日(日)、シアトル・シーホークスはフィラデルフィア・イーグルスをホームに迎えて対戦、圧倒的な守備でイーグルスの新人クオーターバック(RB)カーソン・ウェンツを苦しめた。レシーバー陣を封じ、2インターセプトを奪ったシーホークスは攻撃でも多彩なプレーを見せ、26対15でイーグルスに完勝している。

試合は、まずシーホークスのランニングバック(RB)C.J.プロサイスが72ヤードを駆け抜けてタッチダウン。先制点を決めるが、エキストラポイントはブロックされた。イーグルスもQBカーソン・ウェンツからタイトエンド(TE)ザック・アーツへのタッチダウンで応戦し、得点は7対6の1点差となる。シーホークスはQBラッセル・ウィルソンがスクランブルからタイトエンド(TE)ジミー・グラハムを見つけて35ヤードタッチダウン。次の攻撃でもワイドレシーバー(WR)ダグ・ボールドウィンへ44ヤード、WRタイラー・ロケットへ30ヤードと、深いパスを続けざまに決めた後、フィールドゴールで追加点を得た。前半残り24秒ではフィールドゴール地点へ進もうとするQBウェンツのパスをシーホークスのセーフティ(S)カム・チャンスラーがインターセプトに成功。シーホークス16対イーグルス7で前半を折り返した。

第3クオーター早々にはQBウェンツが自陣6ヤードから放った深いパスを、シーホークスのコーナーバック(CB)リチャード・シャーマンがインターセプト。自陣41ヤードから始まった攻撃ではWRボールドウィンへの34ヤードパスでレッドゾーンまで攻め込み、最後はQBウィルソンからWRボールドウィンへのラテラルが通り、さらにボールドウィンがQBウィルソンへの15ヤードパスを放ってタッチダウン。トリックプレーで会場を沸かせた。

第4クオーター、シーホークスは2回フィールドゴールのチャンスを得るも、1回は失敗に終わっている。残り時間5分を切り、後がないイーグルスは敵陣17ヤード地点で第4ダウン3ヤードをコンバート。WRドリアル・グリーン・ベッカムがタッチダウンして一矢を報いる。WRネルソン・アグホローが2ポイントも決めた。オンサイドキックはシーホークスがボールを確保。イーグルスは次の攻撃でも第4ダウンコンバートを試みたが成功せず、26対15でシーホークスに完敗した。

イーグルスQBカーソン・ウェンツはパス45回中23回成功、218ヤード、2タッチダウン、2インターセプト。レシーバー陣をカバーされ、パスに苦労した。

シーホークスQBラッセル・ウィルソンは31回のパスを18回成功させて272ヤード、1タッチダウン。レシーブでも15ヤード、1タッチダウンを記録している。

両チームとも故障者が続出し、イーグルスはRBライアン・マシューズ、RBダレン・スプロールズが前半で試合を離れたまま。シーホークスはRBプロサイス、CBデショーン・シード、Sアール・トーマスが離脱している。