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【2016年第11週】ゴフのデビュー戦は逆転負け、ドルフィンズ5連勝

2016年11月21日(月) 11:34

マイアミ・ドルフィンズのデバンテ・パーカー【AP Photo/Mark J. Terrill】

現地20日(日)、ロサンゼルス・ラムズがホームにマイアミ・ドルフィンズを迎えて対戦。ラムズのドラフト1位指名を受けたクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフがデビューを果たした試合は、第4クオーターに2タッチダウンを決めたドルフィンズが14対10で逆転勝利を収め、5連勝を達成した。

雨粒が落ちるフィールドに立ったゴフは2度目のオフェンスドライブでタイトエンド(TE)タイラー・ヒグビーへの3ヤードパスを投げ、プロ初のパスを通すと、続けてワイドレシーバー(WR)ケニー・ブリットにも19ヤードパスをつないで敵陣24ヤードに進入。同ドライブの最後にはランニングバック(RB)トッド・ガーリーが24ヤードを走ってタッチダウンを決め、ラムズが先制する。

対するドルフィンズ攻撃陣はリズムをつかめず、得点のチャンスを作ることができない。今季好調のRBジェイ・アジャイの36ヤードランで敵陣まで攻め込む場面もあったが、その後、味方のペナルティでチャンスを生かせずに終わった。QBライアン・タネヒルもラムズのパスディフェンスに苦しめられ、思うようにパスが出せないまま前半を折り返している。

第3クオーター序盤にもパスをインターセプトされるなど調子が上がらないタネヒル。一方のラムズも、ゴフとガーリーの連携プレーなどで得点を狙うも、要所でファーストダウンを奪えず、試合は停滞する。クオーター終盤にようやくゴフからWRタボン・オースティンへの21ヤードパスなどで敵陣まで前進したラムズは、フィールドゴールを成功させてリードを10点に広げる。

度々相手ディフェンスにサックを決められ、チャンスを潰してきたドルフィンズ攻撃陣だったが、第4クオーター中盤にタネヒルの短いパスなどで敵陣へと攻め込むと、最後はWRジャービス・ランドリーがタネヒルからの10ヤードパスをつなぎ、ディフェンスに止められそうになりながらもエンドゾーンに押し込んでタッチダウンし、点差を縮める。直後には守備陣が奮闘し、ファーストダウンを決めさせず、ドルフィンズが試合時間2分11秒を残してボールを手に入れる。ここでもタネヒルが落ち着いてパスを通し、敵陣9ヤードまで進み、WRデバンテ・パーカーへの9ヤードパスを通してタッチダウン、逆転に成功した。残り29秒で攻撃権を得たラムズだったが、ゴフのパスがうまく決まらず、試合は終了となった。

ドルフィンズQBタネヒルはパス34回中24回成功、172ヤード、2タッチダウン、1インターセプト。RBアジェイはキャリー16回、77ヤードを走っている。ドルフィンズは来週ホームでサンフランシスコ・49ersと対決する。

大望のデビューを果たしたラムズQBゴフはパス31回中17回成功、134ヤードを投げ、勝利こそ逃したものの、この日一度もターンオーバーを献上していないことを考えると、今後に期待を持たせるデビュー戦の内容だったと言えるはずだ。