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【2016年第11週】スティーラーズが連敗を4でストップ、ブラウンズは悪夢の11連敗

2016年11月21日(月) 09:01

ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Ron Schwane】

現地20日(日)、クリーブランド・ブラウンズがホームのファーストエナジー・スタジアムに同じAFC北地区のピッツバーグ・スティーラーズを迎えた。試合はスティーラーズが危なげない試合運びを展開し、24対9で勝利している。

試合前半はブラウンズのクオーターバック(QB)コーディ・ケスラーのパスをスティーラーズのコーナーバック(CB)アーティー・バーンズがインターセプトし、得た攻撃権をキッカー(K)クリス・ボスウェルのフィールドゴールへとつなげて先制する。スティーラーズはその後もKボスウェルのフィールドゴール、さらにはランニングバック(RB)リビオン・ベルのタッチダウンが決まり、2ポイントコンバージョンもQBベン・ロスリスバーガーからタイトエンド(TE)デービッド・ジョンソンへのパスで成功、14対0で試合を折り返した。

後半、ブラウンズがQBケスラーからワイドレシーバー(WR)テレル・プライアーへのパスでゴール前1ヤードまで迫るも、スティーラーズのラインバッカー(LB)ジェームス・ハリソンのサックに阻まれるなど、フィールドゴールに抑えられてしまう。その後、スティーラーズはRBベルが一人で合計40ヤード獲得する活躍を見せ、フィールドゴールへとつなげて突き放す。

反撃したいブラウンズだったが、QBケスラーがパスを投じた際に激しいヒットを受けて負傷退場した。それでも、代わって出場したQBジョシュ・マッコウンがTEゲーリー・バーニッジへのタッチダウンパスをヒットする。しかし、エキストラポイントをKコディー・パーキーがミス。さらには、その後の攻撃でQBマッコウンがブリッツで入ってきたスティーラーズLBライアン・シェイジアーにボールをたたかれてファンブルを喫し、これをスティーラーズのノーズタックル(NT)ジャボン・ハーグレイブにエンドゾーン内でリカバーされてタッチダウンを許し、反撃ムードもここまでとなった。スティーラーズはフィールドゴールの追加点を得て24対9で試合を終えている。

スティーラーズQBベン・ロスリスバーガーはパス36回中23回成功、167ヤード、タッチダウンとインターセプトはなかった。RBリビオン・ベルは28回キャリー、146ヤード、1タッチダウンラン、さらには8回レシーブ、55ヤードと活躍。この日はスティールカーテンの異名を持つディフェンス陣が合計8サック、1ファンブルリカバータッチダウンと奮起し、勝利に貢献している。スティーラーズは同地区首位だったボルティモア・レイブンズがダラス・カウボーイズに敗れたため、ともに5勝5敗で首位に並んだ。

ブラウンズQBコーディ・ケスラーはパス14回中7回成功、128ヤード、タッチダウンなし、1インターセプト。途中出場のジョシュ・マッコウンはパス27回中14回成功、118ヤード、1タッチダウン、インターセプトはない。WRテレル・プライアーは5回レシーブ、97ヤードだった。試合後、ケスラーは脳しんとうを発症したことが発表されている。ブラウンズは勝ち星なしの11連敗でプレーオフ進出の可能性が消滅した。

次週、スティーラーズはサーズデーナイトフットボールとしてアウェーでインディアナポリス・コルツと、ブラウンズはホームでニューヨーク・ジャイアンツとそれぞれ対戦する。