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【2016年第11週】ジャイアンツがベアーズを下して5連勝

2016年11月21日(月) 08:41

ニューヨーク・ジャイアンツのウィル・タイ【AP Photo/Seth Wenig】

現地20日(日)、4連勝を重ねて勢いに乗るニューヨーク・ジャイアンツと今季まだ2勝にとどまるシカゴ・ベアーズが対決。試合はジャイアンツが後半に調子を上げて逆転に成功し、22対16で勝利した。5連勝達成と同時に今季7勝目を挙げている。

ベアーズは試合開始早々、クオーターバック(QB)ジェイ・カトラーの短いパスなどで敵陣に攻め込むと、続けてカトラーがタイトエンド(TE)ザック・ミラーへの19ヤードパスを通してタッチダウン、先制点を奪うも、キッカー(K)のコナー・バースがエキストラポイントキックをミスしてしまう。ハドルを組まない攻撃でテンポ良く敵陣まで進入したジャイアンツ攻撃陣も、QBイーライ・マニングからワイドレシーバー(WR)スターリング・シェパードへの15ヤードパスで一気にエンドゾーン手前まで進み、ランニングバック(RB)ラシャード・ジェニングスの2ヤードランでタッチダウン。しかし、ジャイアンツもエキストラポイントキックを失敗し、リードを奪えない。第1クオーター終了前にフィールドゴールを成功させたベアーズが一歩リードした。

第2クオーターにはRBジョーダン・ハワードの27ヤードランで敵陣深くまで前進し、最後はRBジェレミー・ラングフォーの1ヤードランでタッチダウンを決めたベアーズがさらに点差を広げた。ジャイアンツもクオーター中盤にはフィールドゴールを決めて反撃し、スコアを16対9として前半を終えた。

後半最初のドライブではWRオデル・ベッカムがマニングからの20ヤードパスをつなぐなどして得点のチャンスを作り、最後はマニングがTEウィル・タイへの8ヤードパスでタッチダウンし、ジャイアンツが試合を振り出しに戻した。これで勢いに乗ったジャイアンツ攻撃陣は、その次のオフェンスドライブでも、マニングからWRビクター・クルーズへの48ヤードパスで敵陣に攻め込み、最後はマニングが再びシェパードへの15ヤードパスを通してタッチダウン、逆転を果たす。

ベアーズもカトラーのパスなどで反撃に出たが、ディフェンシブエンド(DE)ジェイソン・ピエール・ポールなどにサックを奪われ、ことごとくチャンスを逃してしまう。第4クオーター終盤にはカトラーからWRジョシュ・ベラミーへの23ヤードパスで敵陣30ヤードまで前進したベアーズだったが、カトラーがWRマークェス・ウイルソンを狙って投げたパスをセーフティ(S)ランドン・コリンズにインターセプトされ、試合は幕を閉じた。

ジャイアンツQBマニングはパス36回中21回成功、227ヤード、2タッチダウンをマークして勝利に貢献。RBジェニングスもキャリー21回、85ヤード、1タッチダウンを決める活躍を見せた。ジャイアンツは2010年シーズン以来の5連勝だ。ピエール・ポール、DEオリビーア・バーノンを筆頭に、守備陣のパフォーマンスも光った。

ベアーズQBカトラーはパス30回中17回成功、252ヤード、1タッチダウン、1インターセプトで試合を終えている。RBハワードはキャリー17回、77ヤードをマーク。これでベアーズは今季8敗目となった。