デンバー・ブロンコスがマイルハイ・シティに栄冠をもたらした英雄に最大級の敬意を表する。

現地27日（火）、ブロンコスは5度のプロボウル選出を誇る元ワイドレシーバー（WR）デマリウス・トーマスをチームのリング・オブ・フェイムに迎えると発表。第50回スーパーボウル制覇に貢献したトーマスは、初めての選出対象年での殿堂入りを果たし、ブロンコスの歴史に名を刻む38人目のメンバーとなった。

「デマリウス・トーマスが初年度でデンバー・ブロンコスのリング・オブ・フェイムに選出されたことは、彼がこの組織と地域社会に残した消えない足跡の証だ」と、ブロンコスのオーナーであるグレッグ・ペナーとキャリー・ウォルトン・ペナーは声明で述べた。

「フランチャイズ史上最も愛され、最も偉大なワイドレシーバーのひとりであるデマリウスは、圧倒的な身体能力と記録ずくめのパフォーマンス、そして人々を惹きつける明るい人柄でファンを魅了した。“D.T.”と一緒にこの特別な瞬間を祝えないことは残念だが、第50回スーパーボウルのチームメイトたちとともに、OBたちが集う週末に彼を称えることを楽しみにしている」

The ultimate Bronco.

Demaryius Thomas has been selected to the #BroncosROF!#LLDT 🧡 pic.twitter.com/FztWJSWkFT

— Denver Broncos (@Broncos) May 27, 2025

「究極のブロンコ。デマリウス・トーマスがブロンコスのリング・オブ・フェイム入りを果たした」

トーマスはNFLで10シーズンにわたって活躍し、引退から1年も経たない2021年末に死去。殿堂入りの式典は、シーズン第7週となる現地10月19日（日）に行われるニューヨーク・ジャイアンツ戦のハーフタイムに予定されており、同日には第50回スーパーボウル優勝から10周年を祝う記念イベントも開催される。

2010年にジョージア工科大学から1巡目指名を受けてNFL入りしたトーマスは、3年目にブレイク。レシーブ94回、1,434ヤード、タッチダウン10回を記録し、初の1,000ヤード超えを達成した。このシーズンを皮切りに、5年連続で1,000レシービングヤード超えをマーク。クオーターバック（QB）ペイトン・マニングを中心としたブロンコスの爆発的なオフェンスの中心として、2013年と2015年にチームをAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）王者へと導き、スーパーボウルではカロライナ・パンサーズを破って頂点に立った。

10年のキャリアのうち7シーズンをフルにブロンコスで過ごしたトーマスは、2018年シーズン途中にヒューストン・テキサンズへトレードされた。その後、2019年にニューヨーク・ジェッツでプレーし、最終的には通算レシーブ724回、9,763ヤード、タッチダウン63回の成績を残して現役を退いている。

ブロンコスは10月にトーマスの名を正式にフランチャイズの歴史に刻み、永遠のレジェンドとして称える。

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