ニュース

「若い選手を恐れてはいけない」とジェッツのロースター構成について語るグレンHC

2025年05月28日(水) 13:19


ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)アーロン・グレン【AP Photo/Noah K. Murray】

ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンは、若手選手を積極的に起用することにためらいはない。

NFLのヘッドコーチとして初めてのシーズンに臨むグレンHCはかつて、ニューオーリンズ・セインツの幹部を務めるジェフ・アイルランドからロースター構築に関するアドバイスを受けたことがある。

グレンHCは先週、アイルランドの助言について「若い選手を恐れてはいけない」と『ESPN』のリッチ・シミニに話している。

信頼できるベテラン、とりわけシステムを熟知している選手たちを起用し、好スタートを切ろうとするヘッドコーチも少なくない。一方で、グレンHCが重視しているのは年齢ではなく、純粋に最も優れた選手をそろえることだ。

「いいかい、若い選手が欲しいかって?もちろんだ。このリーグは若者のための舞台だよ」とグレンHCは語った。

「若者のゲームではあるが、勝利に貢献できる選手を求めている。だから、その選手がたまたま30歳だったとしても獲得しにいく。今回は勝てる選手をそろえた結果として、チームが若返ったというだけのことだ」

昨シーズンのギャンググリーンには30歳以上の選手が12人在籍していた。現在、グレンHCの率いるチームで30代の選手は5人。クオーターバック(QB)タイロッド・テイラー(36)、ロングスナッパー(LS)トーマス・ヘネシー(31)、ワイドレシーバー(WR)のアレン・ラザード(30)とジョシュ・レイノルズ(30)、そしてガード(G)ザック・ベイリー(30)だ。

ジェッツはグレンHC新体制の下で若返りを図ることで、選手たちの健康状態を保ちつつ、好スタートを切ることを目指している。昨シーズンは年齢層の高いロースターで5勝12敗と苦しんだだけに、方向転換は理にかなっている。ジェッツがシーズンを勝ち越しで終えたのは、2015年が最後だ。

【R】