現地28日（水）、ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ（HC）マイク・ブラベルはワイドレシーバー（WR）ステフォン・ディッグスに関する拡散された動画について認識していると明かした。動画には、ディッグスが複数の女性とボートに乗っている際に、ピンク色の物質を手に持っている様子が映っていた。

その物質の正体や、動画が撮影された時期については明らかになっていない。

チーム公式記録によると、ブラベルHCはメディア対応の冒頭で「それについては把握している」と報道陣に語ったという。

「当然ながら、私たちはフィールドの内外で適切な判断を下したいと考えている。今日の練習では、台本がなく、プレーコールで動く場面で、良い決断ができることを期待している。これは全選手に対する共通のメッセージだ。私たちは皆、素晴らしい判断を下そうとしている。ステフォンと交わしたやり取りについては、彼と私、そしてクラブの間にとどめておく」

ディッグスは3月にペイトリオッツと3年最大6,900万ドル（約100億6,586万円）の契約を締結。ヒューストン・テキサンズで過ごした唯一のシーズンを8試合で終えたディッグスは現在、ACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）断裂からの回復を目指しているところだ。

ディッグスは水曜日に自主参加のOTA（チーム合同練習）に姿を見せなかったが、ケガからの復帰を目指す中で、ペイトリオッツのオフシーズンプログラムの他の期間には施設で姿が確認されている。

火曜日に動画が拡散されて以来、ディッグスと話をしたのかと尋ねられたブラベルHCは、次のように答えた。

「ここにいる選手とも、そうでない選手とも、毎日欠かさず話をしている」

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロによると、リーグはその動画についてコメントを控えているとのこと。

ペイトリオッツの残り4回のOTAセッションは5月30日（金）、6月2日（月）、3日（火）、5日（木）に予定されている。

また、ペイトリオッツは参加必須のミニキャンプを6月9日（月）から11日（水）にかけて実施する予定だ。

【RA】