FAのOLBボン・ミラーは2025年も現役続行の見込み
2025年05月30日(金) 08:49
フリーエージェント(FA)のアウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーは2025年に引退するつもりはないようだ。
現地28日(水)、36歳のミラーは自分にはまだ十分な力があり、クオーターバック(QB)をサックし続けたいと語った。
『Associated Press(AP通信)』によると、ミラーは「俺はとことんロッカールームを大事にする男だし、今でもベッドから起きてすぐにパサーに突進できる。それが俺の持ち味だ」と話したという。
バッファロー・ビルズは今年3月、3シーズンを共にしたミラーを放出した。過去に何度もプロボウルに選出されたミラーだが、2022年に膝を負傷してからは以前のパフォーマンスを発揮できていない。2024年シーズンには13試合に出場したものの、先発はなく、サック数も6回にとどまった。
ミラーのキャリア通算サック数(129.5回)は歴代16位で、現役選手としては最多となっている。殿堂入りが確実視されているミラーは『9News(9ニュース)』のマイク・クリスに対し、元チームメイトのデマーカス・ウェア(通算サック138.5回、歴代9位)の記録を破ることがキャリアを続けたい理由の1つだと明かした。
第50回スーパーボウルでMVPに輝いたミラーは、自身のチャリティーイベント“Von’s Vision(ボンズ・ビジョン)”をコロラド州で開催した際に、デンバー・ブロンコスに戻る可能性は選択肢に含まれるのかと質問された。ミラーは今年のブロンコスには他の選択肢が多すぎると語った一方で、2026年に再契約する可能性は完全には否定しなかった。
「何も聞いていないけど、今年の状況を見ると、本当に・・・本当に理にかなっていない。彼らにはジョナサン・クーパーとニック・ボニートっていうリーグ屈指の本当に素晴らしいラッシャーが2人いるね」とミラーはコメント。
「彼らの後に控えている選手たちも試合に出てサックを決めているし、スペシャルチームでも活躍している。俺はスペシャルチームでプレーしていない。だから、その決定は自然と決まっていくものなんだ。36歳の今、たぶんそういうことはやらないと言える。そうだな、今年はおそらくないね。でも、その次の年、来年はどうなるか分からない」
リーグでは常にパスラッシャーが不足しているため、どれほど低い条件でプレーする意思があるかによるものの、ミラーが今シーズンにどこかのチームで交代要員となる可能性はある。しかし、プロボウルに8度選出された経歴を持つミラーの全盛期はすでに過ぎ去っており、2018年シーズンを最後に10回以上のサックを記録していない。
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