新加入のWRカークを“スロットの魔術師”と称賛するテキサンズWRコリンズ
2025年05月30日(金) 11:09
ステフォン・ディッグスが去り、タンク・デルが負傷離脱中のいま、ヒューストン・テキサンズのワイドレシーバー(WR)陣はニコ・コリンズを除いて主力が定まっていない状況だ。
テキサンズはこのオフシーズンにアイオワ州立大学出身のジェイデン・ヒギンズとジェイリン・ノエルを指名し、それぞれが異なる持ち味をチームにもたらした。また、ベテランのクリスチャン・カークをトレードで獲得するなど、他にも補強を行っている。
現地28日(水)、コリンズはカークがこれまでにチームに与えている影響に感心していると語った。
チームの公式記録によれば、コリンズは「すべてだ。すべてに感心している」と話したという。
「仕事に対する倫理観、フィールドでの姿勢、リーダーシップ、そして与えてくれるアドバイス。そのすべてに感心している。彼にはアドバイスを求めるべきだ。このリーグで長くプレーしてきた選手だからこそ、学ぶべきことがある。彼がこのユニットの一員になってくれたこと、そしてこのチームに加わってくれたことを本当にうれしく思う。ここからさらに良い形で成長していけるはずだ」
カークの2024年シーズンはケガの影響で大きく狂わされた。わずか8試合の出場にとどまり、レシーブ27回、379ヤード、タッチダウン1回という成績に終わっている。1,108ヤードを記録した2022年シーズンをピークに、2年連続で下降線をたどるシーズンとなった。ジャクソンビル・ジャガーズは当初、ベテランのカークをリリースする予定だったが、その前に2026年の7巡目指名権と引き換えにテキサンズへトレードすることとなった。
スロット専任のカークは、外側でプレーするコリンズを補完する存在となる。
「スロットの魔術師って感じだな」とコリンズはカークについて語った。
「スロットで大暴れしてくれている。まさにチームに必要な存在だ。重要なプレーメイカーのひとりであり、オフェンスにおいて確実にプレーを生み出してくれる選手のひとりだ」
昨シーズン終盤に負った重傷の影響で、デルの今季出場は依然として不透明な状況だ。そのため、エースのコリンズに次ぐターゲット数を獲得すべく、激しい競争が繰り広げられることが予想される。カーク、ジョン・メッチー三世、ヒギンズ、ノエル、ザビエル・ハッチンソンに加え、フリーエージェント(FA)で加入したジャスティン・ワトソンとブラクストン・ベリオスらが、オフシーズンのワークアウトやトレーニングキャンプにかけてレップス数を争っている。
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