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『49ers Enterprises』を含む米国グループがレンジャーズFCの過半数の所有権を取得

2025年05月31日(土) 10:56


サンフランシスコ・49ers【NFL】

スコットランドのサッカークラブであるレンジャーズが現地30日(金)に、サンフランシスコ・49ersの投資部門を含む米国拠点のコンソーシアムがクラブの過半数の所有権を取得したと発表した。

レンジャーズは健康保険関連の起業家であるアンドリュー・キャベナーと『49ers Enterprises(49ersエンタープライズ)』が投資家の連合事業体を率いたと発表しており、そのグループは株式の51%を取得したと報じられている。買収価格は公表されていない。

レンジャーズはそのグループが6月の株主承認を条件に、直ちに2,000万ポンド(約38億7,692万円)を投資することを約束したと発表した。

2023年7月、49ers Enterprisesはイギリスのサッカークラブであるリーズ・ユナイテッドの買収を完了。リーズは2部リーグでタイトルを獲得し、次のシーズンはプレミアリーグで戦う予定だ。

レンジャーズがスコティッシュ・プレミアシップで強豪ライバルのセルティックに大差をつけられて2位でシーズンを終えたことを受け、グラスゴーでは数カ月にわたって買収交渉が進められてきた。セルティックは4年連続でリーグタイトルを獲得している。

フィラデルフィアを拠点とする『Pareto Health(パレト・ヘルス)』の共同創業者であるキャベナーは、レンジャーズの取締役会会長に就任する予定だ。

キャベナーは金曜日の発表に際し、「このクラブの歴史と伝統はその価値を物語っているが、歴史があるからといって試合に勝てるわけではない。私たちの焦点はシンプルであり、パフォーマンスを高め、結果を出し、レンジャーズを本来あるべき場所――頂点に返り咲かせることだ」と語った。

取締役会の副会長に就任予定のパラグ・マラテは、49ersのジェド・ヨークCEOが率いるスポーツ投資会社である49ers Enterprisesの社長を務めている。

マラテはリーズの会長も務めている人物だ。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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