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カーディナルス市民権活動のためにチーム機で高校生275人をワシントンD.C.に送り届ける

2025年06月05日(木) 13:39


アリゾナ・カーディナルス【NFL】

アリゾナ・カーディナルスの2025年スケジュールにワシントン・コマンダースとの試合は組まれていない。

それにもかかわらず、カーディナルスのチーム機は首都ワシントンD.C.へと飛んだ。4年連続で年次イベント『Civics Matters Arizona(シビックス・マターズ・アリゾナ)』を支援するためだ。

現地4日(水)の朝、アリゾナ州の高校生275人がカーディナルスのチーム機に搭乗し、ワシントンD.C.へと出発した。費用が全額負担される4日間のツアーで、学生たちは米連邦議会議事堂や連邦最高裁判所などを訪れる。

カーディナルスのオーナーであるマイケル・ビッドウィルは、「これまで以上に重要な取り組みだ」とチームの公式サイトで語った。

「ロナルド・レーガン大統領は40年前に、われわれの自由はたった一世代で失われる可能性があると語った。それだけに、子どもたちにこの国の政治制度を教え、より理解のある市民になってもらうことはとても重要で、大人であるわれわれの責任だ」

「もしかしたら、この中の何人かは将来立候補して、国を正しい方向へ導いてくれるかもしれない。だが、それはまず、われわれが彼らに教えるところから始まる」

シビックス・マターズ・アリゾナは、カーディナルス、アリゾナ州知事ケイティ・ホッブス、『Close Up Foundation(クローズ・アップ財団)』、『Desert Financial(デザート・ファイナンシャル)』の支援を受けて毎年実施されている。州内の低所得地域に暮らす高校生たちを中心に、地域社会への関わりの重要性を学ぶ機会を提供することを目的とした取り組みだ。

学生たちは土曜日まで滞在し、連邦最高裁判所やアメリカ連邦議会議事堂のほか、ワシントンD.C.にある記念碑やモニュメントなどの名所も見学する。

「素晴らしい旅になる」とビッドウィルは述べている。

【R】